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2022.05.08
脱毛:光脱毛について

「脱毛の光を1回の施術でどこよりも当てます」という広告を他サロンで見た。

「脱毛の光を1回の施術でどこよりも当てます」という広告を見ました。そちらでも沢山光を当てますか?お客様に先日聞かれてビックリしました。どうやら、そういうことをウリにしているサロンが残念ながらあるようです。しかしこの質問は脱毛の機械についての原理がわかると実は出ない質問であり、また脱毛の原理を知っていれば、これをウリにすることはないのです。脱毛専門店で、このような広告が出ていたそうなのでさらに残念ですが少しだけなるべく簡単に説明させていただきたいと思います。

【目次】
1.医療脱毛の原理を知ろう。
2.光脱毛の原理を知ろう。
3.医療脱毛、光脱毛とUNO>>>ichikaraで採用しているNPL方式光脱毛は何が違うのか。
4.今回のまとめ

医療脱毛の原理を知ろう。

まずは医療脱毛ですがニードル脱毛・レーザー脱毛があります。原理としては毛根1本1本に対して、ニードル脱毛は針を使って電気で破壊していきます。レーザー脱毛はレーザーで毛根をターゲットにします。火傷させながら施術していくので、かなり危険ですから医師免許がないと施術できません。2〜3週間腫れますので火傷を緩和する薬を処方されながら施術していきます。ですから例えば医療脱毛で「どこよりも短時間で多くの本数をできます」というのであれば、それはすごいです。

光脱毛の原理を知ろう。

では光脱毛はというとIPL方式・SSC方式・SHR方式・THR方式全て毛根をターゲットにしています。毛根をターゲットにする以上、そこに光を照射するときは痛みリスク・火傷リスクがあります効果を出そうとすると危険エリアに入りすぎて火傷リスクが高まりますし、火傷しないようにすると効果が弱まります。実際、IPL方式光脱毛が普及した頃は、火傷することが多く、私の友人もワキ脱毛をしたら皮膚がただれてしまい、皮膚科に行ったら皮膚移植しないと無理と言われたそうで、15年以上経った今でも治っていません。当初、火傷リスクはこのように高かったのですが、効果性も高く1回の照射の有効性は30%でした。ですから往復照射はしてはいけませんでいた。しかし火傷リスクが高くトラブルが多かったため、今の機械は火傷リスクを回避するため効果性を下げています。1回の照射の有効性は5%とも言われています。1回の照射効果が弱いので何度も往復照射が可能であり、また往復で照射していかないと効果が弱いのです。はい、この話で賢明な方はお気づきだと思いますが往復照射(どこよりも脱毛の光を当てますというのは往復で何回も当てますということです)を謳っているということは、うちの機械は効果性が弱いので何回も当てますね〜ということになります。

UNO>>>ichikaraで採用しているNPL方式光脱毛は何が違うのか。

それではNPL方式光脱毛の原理はというとターゲットが毛根ではありません。バルジ領域という毛根の種を作っているところになります。植えてしまった種が入っている毛根をターゲットにするよりも、そもそも種を作らなくしていくバルジ領域ターゲットの方が脱毛という効果性が高くなります。また毛根をターゲットにしないため火傷リスクがありません。火傷リスクがないので痛みリスクも低くなります。またSHR方式・THR方式は毛根ターゲットにしたり、バルジ領域をターゲットにしたり切り替えられるのですが、バルジ領域に本当に効果を出そうとするとNPL方式の方が効果も高く安全性が高いのです。効果性が高いので往復照射も必要ありません

今回のまとめ

「1回の施術でどこよりも光を照射させる」というのが、機械の効果性が低い為ゆえだということがご理解いただけたかと思います。なんとなく沢山当ててもらった方が得した気分になると思いますが、医療脱毛やIPL方式脱毛に関しては多く照射するということは火傷につながりますので危ない行為になります。SSC方式は塗布するジェル自体が成長期を遅らせる効果があるので、通っている間は生えてこないような気がしますが、通うのをやめると元に戻ります。SHR方式・THR方式はIPL方式とNPL方式の混合ですのでIPL方式よりは効果を出せますが、安全性と効果性において少し不安があります。今のところ、NPL方式光脱毛が効果性においても安全性においても、そして往復照射の必要がないのでスピードにおいても高いと考えます。

福井駅前にあるエステティックサロン
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高橋 元子