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COLUMN
お知らせ・コラム

2022.03.20
脱毛:医療脱毛について

永久脱毛が認定された脱毛器(マシーン)と、その原理と装置について

永久脱毛の定義については、以前のコラムでもお伝えしました通り「最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下であればよい」という米国電気脱毛協会が定めた規定から、1998年にハーバード大学の研究員Dierickxらが新たに提唱した「レーザー脱毛施術後に、身体の部位における毛周期を超える期間で、終毛の数が著明に減少している状態が持続することである」という概念に、米国食品医薬品局(FDA)は従いレーザー脱毛装置の認可を行っています。著明という減少への形容や、期間指定のない持続という言葉は大変曖昧ではあるのですが、今回のコラムでは永久脱毛の認定装置であるレーザー脱毛器(マシーン)の名称や原理の紹介と、歴史についてお伝えいたします。

【目次】
1.クリニックのレーザー脱毛サービスには、24年の歴史があります
2.レーザー脱毛の原理と、具体的装置(脱毛器)を紹介します
3.今回のまとめ

クリニックのレーザー脱毛サービスには、24年の歴史があります

熱破壊式のレーザー脱毛治療は、ハーバード大学で報告されたSelective Photothermolysis論(通称SP理論)に基づいて開発された、レーザー装置による医療脱毛です。日本では1997年から皮膚科医・形成外科医が中心となり開始され、24年間の治療実績を基に一定の効果や安全性を医学的に求められている脱毛技術(脱毛器)であります。しかしその一方でレーザー脱毛サービスは、開始当時から社会的問題も抱えており、その一部は、いまになっても解決はされていません。

レーザー脱毛の原理と、具体的装置(脱毛器)を紹介します

レーザー脱毛の原理を、以前のコラムから復習してまとめると、毛根に位置するメラニン色素の吸収体として、肌(皮膚)深部にある毛包の標的器官をレーザー熱で破壊し脱毛を可能にするメカニズムです。またレーザー脱毛を行う脱毛器(マシーン)については、表皮に一定以上の悪影響を及ぼさない安全基準を満たしていなければいけません。一定という表現をいたしましたがこれは、紅斑や肌表面の熱傷のリスク・蕁麻疹のような炎症や剛毛化(硬毛化)において、各部位(顔・わき・うなじ・腕・脚・背中・VIOなど)によって少なからず発現することが確認されています。しかしレーザー脱毛を行う脱毛器(マシーン)は、こういった症例を広い範囲で深刻に出さないためにも、最低限のリスクヘッジとして認証機関で試験や審査が取り組まれているのです。近年長期減毛効果を有するこのようなレーザー脱毛器(マシーン)は、厚生労働省に認可するものもでてきています。これらの具体的装置(脱毛器)は、例えばシネロンキャンデラ社のGentleLase Plo(波長:755nm)・同じくシネロンキャンデラ社のGentleMax Plo(波長:755nm)・キュテラ社のexcel HRシステム(波長:755nm・1064nm)といったロングパルスアレキサンドライトレーザーの脱毛器(マシーン)が、医療承認取得レーザー脱毛装置といわれています。

今回のまとめ

「永久脱毛」「永久脱毛が可能な脱毛施術」など、合法違法に関わらず、クリニックやエステティックサロンの広告にはインパクトのある言葉や表現が乱立しています。しかしこのような言葉には、必ず条件となる製品の機能基準や、それを定められる設置機関があるのです。そして今回のコラムでお伝えしたかったことは、これらは絶対的なものではなく、この先変化があるものなのです。