805nmの波長であるダイオードレーザーは、他のメジャーなレーザー脱毛器(マシーン)機種であるアレキサンドライトレーザーや、Nd:YAGレーザーに比べて、メラニン色素吸収力・深達性におけるレーザー照射波長のバランスがいいことで、本来脱毛部位箇所として困難な男性(メンズ)の顔脱毛(特に髭の部位)にも対応しやすくなったという功績があります。またダイオードレーザー脱毛器(マシーン)は、脱毛をする施術者にとっても習熟することが容易な脱毛器(マシーン)ということも重なって、導入する医療クリニックも増加した事実があります。その理由は、ダイオードレーザー脱毛器(マシーン)のハンドピースの照射口に秘密があります。アレキサンドライトレーザーや、Nd:YAGレーザーは、ハンドピースの照射口が円形であることに対して、ダイオードレーザーのハンドピースの照射口は四角の形をしています。ハンドピースの照射口が四角形である場合、円形のように隙間を埋めるためにオーバーラップして重ねて照射をする必要がなくなるのです。脱毛をする施術者が未熟な照射技術である場合、各脱毛部位に列状の打ち漏れが起きることもあるので、ハンドピースの照射口が四角形であるダイオードレーザー脱毛器(マシーン)は、比較的習熟することが容易になっているのです。
【目次】
1.レーザー脱毛器(マシーン)の照射口サイズによって機能も異なる
2.レーザー脱毛器(マシーン)の照射口サイズ別の出力について
3.今回のまとめ
レーザー脱毛器(マシーン)の照射口サイズによって機能も異なる
ダイオードレーザー脱毛器(マシーン)の一種であるLightSheerシリーズのハンドピースにおける各スポットサイズには、3つの種類が存在します。具体的には接触冷却型で正方形のET9×9mmとXC12×12mm・そして吸引補助型のHS22×35mmです。HSはスポットサイズが大きく、出力を抑えても脱毛効果が保たれたり、施術における時間効率が大変良く、全身脱毛などの広範囲を行う脱毛施術には便利で向いた機能になっています。また、レーザービームの光子は、肌の深層部にある真皮内でコラーゲン繊維により散乱するため、レーザービームの外側ではエネルギー損失が大きいといわれています。小さなスポットサイズでは、散乱によるエネルギー損失が大きくなり、大きなスポットサイズでは、エネルギーが深部まで保たれることで脱毛効果に優位性があるといわれています。
レーザー脱毛器(マシーン)の照射口サイズ別の出力について
ダイオードレーザーに限らずレーザー脱毛器(マシーン)全般における機能の特徴として、単位面積あたりの出力が高い方が、どの部位においても脱毛効果を発揮しやすいという法則があります。この単位面積あたりの出力のことを「フルーエンス」といいます。しかしながらこのフルーエンスが高ければ高いほど、肌(皮膚)表皮の損傷や、痛み・火傷などのリスクもそれに比例し高くなります。つまりこのフルーエンスとは、各部位(顔・わき・うなじ・腕・脚・背中・VIOなど)の脱毛効果が十分な範囲で必要最低限のフルーエンス(出力)にすることが理想であると発表されています。スポットサイズ別のフルエンスですが、ET9×9mmは10〜100J/cm²・XC12×12mmは10〜40J/cm²・HS22×35mmは4.5〜12J/cm²であるというデータがあります。施術では、一般的に肌には個人差があるので低出力から様子を見て必要に応じてフルーエンスは上げていただくことを施術者の方にはおすすめいたします。
今回のまとめ
UNO>>>ichikaraでは、バルジ領域にアプローチをするNPL式の脱毛器(マシーン)を使用しているのですが、こういった医療機関(クリニック)などで使われるレーザー脱毛器(マシーン)や、エステティックの光(IPL)脱毛なども体験の上、細かく調べ上げそれぞれのメリット・デメリットをより中立的な立場からお伝えすることで、お客様個人個人におけるベストな脱毛習慣を発見いただけるきっかけをつくりたいと強く思っています。