前回のコラムにおきましては、医療脱毛のデメリットとして大きくは2つである「痛み」と、「費やす時間」についてお伝えいたしました。そしてこの2つが因果関係となり医療脱毛の卒業を途中で断念する人たちはかなりの数にのぼると思います。痛みが長時間続くことは、人間はやはり苦手です。私は割と痛みには強いタイプだと思っていましたが、以前レーザー脱毛にチャレンジしたときは、両脇の1時間が限界で、違う箇所の脱毛もこの日に控えていましたが、やむなくキャンセルをしたことをいまでもはっきりと覚えています。私のようなケースが例外ということではありませんので、つまり医療脱毛をするということは、長くても脱毛1回1時間の施術を行うということで、そうすると全身全部医療脱毛で体毛を失くすということは、毎月すべて全身違う箇所を脱毛したとすると、要する期間は計算上10年を超えるものになるのです。
【目次】
1.エステティックサロンに用いられるGrade2のホワイトライト
2.光(IPL)脱毛のトラブル報告。熱傷や瘢痕のリスクについて
3.今回のまとめ
エステティックサロンに用いられるGrade2のホワイトライト
エステティックサロンの業務用脱毛器(マシーン)及び家庭用脱毛器(マシーン)で使われる・開発される多くの光装置は、Grade2のホワイトライトといいます。Grade4のホワイトライトは、医療用脱毛器(マシーン)に用いられており、眼や皮膚へ障害を与えるリスクを持つエネルギーを所持していますが、値上、これよりは半分程度弱くなりますから、レーザー程毛根を焼き切るようなエネルギーは高いわけではありませんが、比較的使用が簡便であったり価格が安いといった消費ニーズに合うことで、エステティック市場・家庭用脱毛器(マシーン)市場に広がっていったのです。
光(IPL)脱毛のトラブル報告。熱傷や瘢痕のリスクについて
エステティックサロンの業務用脱毛器(マシーン)・家庭用脱毛器(マシーン)で多く使われるGrade2のホワイトライトは、威力が半減とはいえど医療用レーザーのGrade4のホワイトライトと同様に肌奥深くの毛根にエネルギーを送り込みアプローチを行います。この結果としてエステティックサロン・家庭用脱毛器(マシーン)メーカーのいくつかからは、肌の熱傷や瘢痕の副作用が報道されており、中には逮捕・起訴されるケースも報告がされており、これは美容業関係の人たちであれば周知の事実であるのです。このような問題は、何もエステティックサロンや家庭用脱毛器(マシーン)メーカーだけに限らず、一部の医療機関にもみられており、脱毛施術者の知識・経験が最低限を下回っているのでは?と報道もされています。
今回のまとめ
UNO>>>ichikaraは脱毛をするためのエステティックサロンではなく、美しくなっていただくためのエステティックサロンですから、医療脱毛が抱える「痛み」と、「費やす時間」という問題よりも、より深刻に考えている課題があります。それは「肌を乾燥させる」という点です。火傷は当然炎症を伴い、炎症が起きると肌表面水分を保てなくなり、そうすると肌深部のコラーゲンなどのタンパク質繊維は刻々と破壊されます。体毛が脱毛により失くなれば、肌が隠れず目立ちますので、そのときには美しい肌を維持しておきたいものです。私たちは脱毛をあくまで美しくなるための一手段と考えておりますので、導入する脱毛器(マシーン)も、この基準から逸脱しないように心がけているのです。