約1万年続いた縄文時代。日本では木の実を採って食べたり、シカやイノシシ、ノウサギなどを狩って食べたりしていました。紀元前450年頃になると、狩猟・採取の時代だった縄文時代から、気候の寒冷化に伴い、次第に大陸からもたらされた水稲農耕の技術がこれまでの文化に加わり弥生時代へと変化していった時代の転換期が訪れていました。そのように、日本が食料を確保するために知恵を絞っている頃、ヨーロッパでは様々な文化が花開き、脱毛の文化も広まっていました。今回は、古代ギリシャと古代ローマの脱毛文化についてお話していこうと思います。
【目次】
1.古代ギリシャの女性は公衆浴場で脱毛をしていた?!脱毛と風呂文化
2.古代ローマではメンズ脱毛が主流!脱毛することは上流階級のステータス!
3.今回のまとめ
古代ギリシャの女性は公衆浴場で脱毛をしていた?!脱毛と風呂文化
紀元前450年。この頃の古代ギリシャでは、スポーツと大衆浴場が栄えた時代でした。この時代、女性の脱毛もまた流行し始め、「女性が脱毛することが主流」となっていました。もともとは、商売柄、娼婦が脱毛をしていたのですが、男性の反応が良かったため、貴族女性の間で流行していきました。一般的には、金属製の刃物やピンセットを使用した方法で脱毛(厳密には除毛・剃毛)をしていたそうです。逆に男性は「ヒゲが男らしさのシンボル」となっていたため、臆病者はヒゲを剃られるという文化でした。ワイルドなことが男の魅力と捉えられていたのですね。確かに、ギリシャ彫刻や絵画に描かれる男性は、たっぷりと髭を蓄えたワイルドな印象のものが多いかもしれません。スポーツが盛んになり、オリンピックが開かれるようになるまで繁栄すると、力強さや、健康美が重視されていきました。余談ですが、当時は現代日本と違い、美白よりも小麦肌がトレンドだったそうです。この頃のギリシャでは、風呂文化が花咲き、共同浴場が多く作られ始めています。スポーツで流した汗を共同浴場で流すというのが流行ったようです。この時代を取り上げた演劇には、女性が公衆浴場でデリケートゾーンの脱毛を話題にしている場面も描かれているそうですよ。日本が野山で動物を追いかけて狩りをしている頃、ヨーロッパではすでにVIO脱毛の話をしていた・・・同じ時代なのにこの意識の差はすごいですね!
古代ローマではメンズ脱毛が主流!脱毛することは上流階級のステータス!
古代ギリシャの風呂文化は、古代ローマへ引き継がれていきます。しかし、古代ローマの脱毛は、女性ではなく、男性がする、「メンズ脱毛」が主流でした。古代エジプト編の時にもお話したかと思いますが、古代エジプトには、理容師がいました。このエジプトの理容師をローマに連れて帰り、理容業を始めさせたことが脱毛を広げるきっかけとなっていきました。脱毛は当初、男性の権力者に寵愛される稚児が行う習慣でした。しかし、脱毛によって清潔感が出ることが受け入れられ、次第に毛がないことが男性のエチケットとされ、主に一部の特権階級の人々や貴族の男性が行っていました。当時は脱毛こそが上流階級のステータスだったわけです。古代ギリシャ人はヒゲで男らしさを強調する文化でしたが、古代ローマでは体毛を生やすことは野蛮として忌み嫌われていました。古代ローマの男性貴族達は首から下の毛を全て抜いて除毛し、ギリシャ人との差別化を図ったそうです。
今回のまとめ
日本では、ようやく弥生時代に入りかけ、米が採れた!と喜んでいる時代に、古代ギリシャや古代ローマでは大衆浴場(ローマで言われるテルマエ)が流行し、除毛を行って体毛をなくし、見た目を意識していたのですから、ヨーロッパの発展には驚かされるものがありますね。また、古代ローマではわざわざエジプトから理容師を連れ帰ってまで剃毛をさせていたのですから、現代のメンズ脱毛をしている男性陣に匹敵するぐらい、もしくは凌ぐぐらいに自分の見た目を大切にしていたのでしょう。現代のメンズも負けてはいられません!せっかく脱毛の技術が発展しているのです!夏が終わり秋を迎える今からこそ脱毛のシーズン到来です!!
福井脱毛エステティックサロンUNO>>>ichikara
中村真綾