脱毛を行ったことのないお客様・もしくは過去脱毛に対して後悔や失敗の経験があるお客様にとって、「脱毛施術の際に伴う痛み」はなるべく知識として把握をしておいた方がいいでしょう。光脱毛ではもっとも主流な手法であるIPL方式脱毛に伴う痛みは、「輪ゴムでパチンと弾いた程度の痛さ」だとお伝えさせていただきましたが、脇・VIOなどの黒ずみが多い脱毛箇所は例外として相当な痛みを伴います。それは脱毛箇所である肌深部の黒メラニンに光照射アプローチを行うためごく自然な現象でありIPL方式脱毛における課題の一つでもあるのです。
いくつかにコラムを分けてお伝えしたIPL方式の脱毛ともっと似た方式であるといえるのが、SSC方式の脱毛です。このSSC方式の脱毛とは、仕組みと効果といった点においてIPL方式の脱毛とほとんど差異はありませんが、たった1点使用する冷却ジェルが異なります。
【目次】
1.SSC方式の脱毛は、施術効果が感じやすいことに注意してください
2.体毛の成長期を遅らせる脱毛は、必ず後戻りが起きる
3.今回のまとめ
SSC方式の脱毛は、施術効果が感じやすいことに注意してください
IPL方式の脱毛は、肌深部の黒メラニンに光照射アプローチを行うため、火傷リスクを軽減すべく保冷剤・もしくは冷却ジェルが用いられます。IPL方式の脱毛と類似した仕組みをもつSSC方式脱毛は、この冷却ジェルに「体毛の成長期を遅らせる」特殊な成分が含有されています。「体毛の成長期を遅らせる」成分が使用する冷却ジェルに含有されていれば、当然美容サロンでの脱毛施術結果は、その効果以上に体感しやすいということになります。「SSC方式の脱毛器(マシーン)を導入する店舗の脱毛は少し通うだけでめちゃくちゃ抜ける(減る)・生えてこないな」・「その上剃毛までやりやすいな」と感じていただくことは自由なのですが、これを一概に本質的な脱毛の効果と直結させる考えは危険なのです。
体毛の成長期を遅らせる脱毛は、必ず後戻りが起きる
SSC方式の脱毛は、冷却ジェルに体毛の成長期を遅らせる成分を含有させていることから、美容サロンに通っている期間中に過度なまで体毛が減ったこと・あまり生えてこないこと・剃毛がやりやすいことに感動してしまうものですが、これは本質的な脱毛効果ではありません。体毛の成長期を遅らせるということは、必ず後戻りが発現するためサロンに通うことをやめると、効果が逆戻りしたように感じるのです。短期的なビフォー・アフター記録に一喜一憂することは継続するモチベーションを得るために必要なことだといえるのですが、もし思った以上の脱毛・減毛結果が出た場合「これは光脱毛の中でどの方式の脱毛なのですか?」と担当スタッフに確認するといいでしょう。そしてSSC方式の脱毛ですと解答が出た場合、「この程度の効果は一時的で、少し後戻りはするだろうな」と冷静に解釈することが大切です。裏を返すとSSC方式であるにも関わらず、サロンに通う間にあまり脱毛効果が確認できない場合、これは脱毛・減毛効果が大変低いサービスであると分析し、すぐにでも他の店舗(是非UNO>>>ichikaraにご相談ください)に切り替えることをお薦めいたします。
今回のまとめ
SSC方式の脱毛器(マシーン)を導入しているサロンは、比較的大きなチェーン店舗であり、福井県内の導入店舗は(私が現在知る限り)ないと思います。大手のチェーン店舗は私たちと違い、月々に大きな固定費を支出しているわけですから経営上短期的に利益を回収することがどうしても必要です。そうするとサロンの通い初めや通う最中の顧客体感度を重視することから回避ができませんから、SSC方式の脱毛器(マシーン)が導入に好まれるというロジックになるのです。