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2022.09.16
コラム

変わりゆくヨーロッパの脱毛と美容事情!意外と古い!脱毛の歴史12

いよいよルネサンス期に入り、芸術や文化、美容がどんどんと発展して行ったこの時代。しかしながら、必ずしも体に良いものが流行るわけでは有りませんでした。間違った知識でも、貴族や王族たちは、とりあえず見た目が良くなるならば!と、今では考えられない方法の美容法を次々と試していきました。いったい誰がそんなことを試そうと思ったのか、疑問ではありますが、一度広まれば、皆がこぞって危険な美容法も受け入れていく、そんな時代でした。この時代、脱毛方法もびっくりするものだったのです。

【目次】
1.神秘的=体に良いとされた中期ルネサンス!脱毛方法も有りえない?!
2.この時代のファッションリーダーは王族!時代の流れで変わっていく美しさ
3.ルネサンス期の美術にはムダ毛がない!ムダ毛の処理=女性らしさ
4.今回のまとめ

神秘的=体に良いとされた中期ルネサンス!脱毛方法も有りえない?!

中期ルネサンス期は、魔女や魔術の存在が信じられており、魔女狩りや魔女裁判が行われていたような時代でした。善いか悪いかではなく、盲目的に神秘的なものが体に良いと極端に信じられていました。この頃使われていた脱毛剤は、猫の乾燥したフンにお酢を足したものだったという書物も残っています。美しさの為に何でもやる!という意欲は認めますが、この脱毛方法は驚きです。いくら効果があると言われたとしてもとても真似できるものではありませんよね・・・。

この時代のファッションリーダーは王族!時代の流れで変わっていく美しさ

15世紀ごろになると、西ヨーロッパではゴシック文化が生まれました。元々は「ゴート地方様式」を意味して呼ばれ、細長いシルエットの建築が流行しました。ゴシックには「天に近づくため」という意味があり、高くなればなるほど良いとされました。この頃の貴族のカツラもゴシック調がもてはやされ、どんどんと高さを増すように発展していきました。フランスの皇帝であるナポレオンが活躍した17世紀のバロック期になると、上流階級の中で風呂文化が復活しました。清潔な美しさも徐々に取り戻し始めますが、毎日風呂に入るわけではなく、1週間〜2ヶ月毎にそれぞれの部位を洗う程度であったため、相変わらず体臭はきつかったと言われています。余談ですが、ナポレオンは体臭がきついことに興奮するという性癖を持っていたそうで、遠征から帰る前には奥様に「風呂に入らないように」と手紙を送っていたそうです。そういったフェチの方もいますが、多くの方は、体臭をごまかす為に、オーデコロンが重宝されていたそうです。この時代、ファッションリーダーは王族でした。男性も眉と前髪を剃り、おでこを広く見せ、色白のメイクをしていました。ヒゲも毛先がまとまるように整える形が流行しました。女性は、ふくよかな程美しいとされ、髪を高く結い上げ、髪飾りなどで飾っていました。つけ黒子や扇子なども流行しましたが、これは鉛や水銀を使った化粧品によってボロボロになった歯や肌を隠すためのものだったと言います。18世紀になると、フランス宮廷からロココ文化が生まれます。華麗で貴族的であり、華やかな文化が流行しました。19世紀を迎えるとやっと自然な肌色が受けるようになり、石鹸が普及し、無害な化粧品も次第に発明されていきました。

ルネサンス期の美術にはムダ毛がない!ムダ毛の処理=女性らしさ

少し話は変わりますが、ルネサンス期の美術作品についても触れていこうと思います。ルネサンスはもともとフランス語で「再生」「復活」を意味するのですが、古代ギリシャや古代ローマの古典文化の復興を目指したものでした。14世紀のイタリアから始まり、ヨーロッパ各地へと広まっていったルネサンス。そんなルネサンスの中でも、最も華やかで日本人にも親しまれているのが、美術の分野です。多くの美術作品がありますが、この頃の作品の女性や女神を描いた絵画作品には、体毛が描かれていないことにはお気づきでしょうか?ルネサンスの時代、ムダ毛処理をすることが、女性らしさと関連づけられていました。それを、芸術の世界でも表現していたのだろうと思います。例えば、ボッティチェリによって描かれた世界的に有名な作品である「ヴィーナス誕生」ですが、これに描かれたヴィーナスにも体毛が描かれておらず、女性らしさが溢れた作品となっています。

今回のまとめ

華やかだった古代ギリシャや古代ローマ時代から、抑圧された時代を迎え、その抑圧からか誇張された美しさへと価値観が移行した時代でしたが、産業の進化とともにカミソリが改良されて、理容師によって脱毛の文化も引き継がれていきました。こうして、中世ヨーロッパは大きな時代の転換期を迎えていきました。さまざまに美の価値観が変わっていく中でも、人々の体毛への価値観はあまり変わらず、「体毛は無駄なもの」として現代にも引き継がれていきます。次回からは、近代の脱毛文化についてお話していこうと思います。

福井脱毛エステティックサロンUNO>>>ichikara
中村真綾