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2022.10.15
コラム

江戸時代の遊女の脱毛方法とアフターケア方法!意外と古い脱毛の歴史27

前回は、江戸時代の人々の脱毛事情についてお話ししました。今回も引き続き江戸時代のお話になります。江戸時代には、メンズは全身脱毛をすることが身だしなみとして必要だとされ、ふんどし姿など露出が多い服装をしている人が多かったため、脱毛をしていない状態でムダ毛が見えていることは恥だとまで言われていました。女性はというと、一般庶民の女性まではまだ広まってはいなかったものの、当時のインフルエンサー的存在であった遊郭の女性たちは、全身脱毛をおこなっていたようです。今回は、そんな遊女たちの脱毛方法やアフターケア方法についてお話ししていこうと思います。

【目次】
1.江戸時代の遊女たちの脱毛方法はさまざまあった!
2.脱毛後のアフターケアも欠かさなかった!
3.今回のまとめ

江戸時代の遊女たちの脱毛方法はさまざまあった!

遊女たちの脱毛(除毛)方法は様々あったようです。ハマグリなどの二枚貝は貝の大きさがほぼ同一であるため、その二枚貝を使用して、ピンセットの要領で毛を抜いたり、「毛切石」と呼ばれる石を使用して、毛を擦り切ったりして処理していました。この毛切石というものは、石を2個使用して、毛を挟んで擦り切るという使い方をするのですが、江戸時代の人々にとってはポピュラーなものでした。当時の江戸には、現代でいう銭湯と同じような「湯屋」というものがありました。その湯屋に毛切石が常備されていたそうです。男湯にも必ず置いてあり、当時の男性たちはVIOの毛を毛切石で処理していたそうです。毛切石で処理した後の毛は、そのままだと先が尖っていてチクチクとしているため、遊女たちは、線香で焼いて毛先を丸めるという処理まで施していたそうです。この時代にはなんと、ムダ毛処理のためのクリームまで存在していたそうです!どのようなものかというと、木の実から抽出した油と、軽石を砕いて粉末状にしたものを混ぜた除毛剤を作って、手や足に塗り込み、毛を摩擦で擦り切って処理するというものだったようです。現代はカミソリやシェーバーなどを使用して比較的楽に除毛ができますが、当時の人たちはなかなか手間のかかる方法で除毛をしていたようですね。

脱毛後のアフターケアも欠かさなかった!

遊女たちは、脱毛後のケアも念入りでした。鶯のフンや、ヘチマの水を脱毛した箇所に塗り込んでいたそうです。フンと聞いて驚く方もいるかもしれませんが、鶯のフンを乾燥させて粉末にしたものを使用することで、肌のキメが細かくなったり、小ジワが減ったり、肌のくすみが取れて色白になったりするとして、洗顔料やニキビ治療薬として重宝されていたそうです。そのほかにも着物の染み抜きに利用されるなど、とても有能なものだったようです。実は、この鶯のフンですが、現代でも海外セレブを中心に注目を集めているものだそうです。欧米には専用のエステサロンもあり、人気を集めているのだとか。鶯のフンに本当にそのような効果があるのか?!と思いますが、鶯というのは腸がとても短く、それを補うために強力な酵素を分泌しているのだそう。そのため、フンにはタンパク質分解酵素がたっぷりと含まれており、古くなった角質を取り除き、お肌をスベスベにしてくれると言われています。また、現代化学の研究でも、フンに含まれているリゾチームという成分が角質層を柔らかくしたり、皮脂の分解を促したり、美白効果があったりすることがわかっています。そしてもう一つ使われていたヘチマ水。こちらも効能のあるものです。ヘチマは、現代でも美容化粧水として多く使われていますが、紫外線から肌を守る役割のブリオール酸や、肌の調子を整えるサポニンという成分が多く含まれているのです。しかし、それらの化粧品たちはとても高価なものだったので、一般庶民の女性にはなかなか手が出せるものではなかったようです。

今回のまとめ

脱毛をしたり、高価な化粧品を使ったり、遊女たちは試行錯誤して美しさを追い求めていたようですね。現代と比べて除毛方法も相当手間がかかりますし、摩擦で毛を除毛するクリームなんかは肌への負担が相当大きそうです。しかし、西洋で使われていた除毛剤(猫のフンにお酢を混ぜたもの)とは違い、きちんと効能があるものを選んでアフターケアをおこなっていたという点は、さすが日本の文化と言えますね。現代は手軽にケア商品や除毛手段を手に入れられますが、安全で効果のあるものをしっかりと選択する目が必要だなと思います。

福井脱毛エステティックサロンUNO>>>ichikara
中村真綾