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2022.11.07
コラム

光脱毛機の登場で再び進化した脱毛業界!意外と古い脱毛の歴史38

1997年にレーザー脱毛機を輸入したことで、一気に脱毛ブームが起きた日本。この頃はよく「永久脱毛」という言葉も飛び交っていた時期でした。しかし、現在の日本では、レーザー脱毛(医療脱毛)と光脱毛(美容脱毛)のどちらかを選択して、医療脱毛クリニックに通う方や、脱毛サロンに通っている方が多いです。いつから脱毛は、医療脱毛と光脱毛の二極化へと進んでいったのでしょうか?今回は、光脱毛機が登場してから、現在の二極化に至るまでのお話をしていこうと思います。

【目次】
1.光脱毛機が2000年にようやく開発される!
2.脱毛でのトラブルが絶えず、レーザー脱毛は医療行為とされる
3.今回のまとめ

光脱毛機が2000年にようやく開発される!

日本の美容メーカーは、日本人の肌質に合った脱毛機の開発を目指していました。2000年についに、その開発に成功し、治験もクリアします。光脱毛(美容ライト脱毛)は、レーザー脱毛とは違う、出力の弱い波長(可視光線から近赤外線領域の波長である400〜1200nm1)をパルス化して照射するもので、皮膚組織の色素が特定の波長の光を吸収する性質を利用しています。この出力の弱い波長を使い、発毛組織に少しずつダメージを与えていくという仕組みです。レーザーよりも弱いエネルギーを照射するため、レーザー脱毛と比べると短時間の施術で痛みが少ないという特徴があります。「レーザー脱毛は痛いから無理」と痛みを理由に脱毛を敬遠していた客層に、このメリットが受け、日本での脱毛の関心はメンズや女性問わずに一気に拡大していきました。これによって、エステティックサロンでは、レーザー脱毛と光脱毛の双方の施術を受けられるようになりました。大手脱毛サロン店もできて脱毛市場は更に右肩上がりになっていったのでした。

脱毛でのトラブルが絶えず、レーザー脱毛は医療行為とされる

脱毛人気の爆発と、脱毛サロンの急増に伴い、脱毛人口は増え続けました。しかし、まだまだ2000年ごろには、脱毛は高額なものでした。全身脱毛で100万円ほどは当たり前、尚且つ、長期期間通わなければならないということで、様々なトラブルに発展していました。ライバル店が増えたことも要因となり、違法勧誘や高額請求をする悪徳なサロンも増え、消費者とのトラブルが絶えなくなってきました。特に多かったトラブルは、施術者の技量や知識不足により、レーザー脱毛でお客様に火傷を負わせてしまうケースでした。このケースの頻発を受けた厚生労働省は、2001年に「レーザー脱毛は医療行為」として、施術ができるのは医師だけと定めました。(ニードル脱毛も同じく医療行為としており、医師もしくは認定試験を受けた美容電気脱毛エステティシャンのみにしか、施術は許されていない。しかし、現在でも2000年当初の名残のまま、密かにニードル脱毛を続けているようなサロンがあったり、医師ではなく看護師免許のみしか持っていない者が施術をしているようなクリニックもあったりするようだが、全て違法となる)これにより、医療クリニックにて医師が行う医療脱毛のレーザー脱毛と、エステティックサロンによる光脱毛に二分化されました。こうして二分化されたことによって、消費者は現在のように自分に合った脱毛を選ぶようになっていきました。

今回のまとめ

実は今からほんの数年前まで、医療脱毛と光脱毛という区分けがされていなかったということには驚きですよね。ただ、脱毛経験がほとんどなく、無料カウンセリングや脱毛の初回体験にご来店されるお客様に聞いていると、「医療脱毛と光脱毛の何が違うのかよく分からない」という方や、「そもそも脱毛に種類があるなんて知らなかった」という方、「医療脱毛と光脱毛で何が違うのか分からない」という方がたくさんいらっしゃいました。「クリニックでやってくれたら医療脱毛」「エステサロンでやっているから光脱毛(美容脱毛)」というわけではありません。消費者として、多くの選択肢から医療クリニックや脱毛サロンを選べるようになった今、更に慎重に、良心的で効果の高い脱毛サロンを選ぶ必要があるのです。有名だから、名前を聞いたことのあるクリニックやサロンだから安心できるわけでもありません。きちんとした情報を伝えてくれるか、施術内容は安全なのか、お客様自身が体感して、しっかりと見極めてください。

福井脱毛エステティックサロンUNO>>>ichikara
中村真綾