UNO>>>ichikaraのフェイシャルメニューでは、最短時間で最大効果のアンチエイジングスキンケアがポリシーです。お陰様で、フェイシャルエステメニューに通う多くのお客様からは、毛穴改善・しわ改善・リフトアップ・小顔・美白効果に大満足をいただき、そして肌年齢を大幅に若返ってもいただいています。昨年は急速にフェイシャル施術人数も多くなり、それに比例してお客様をカウンセリングする機会も増えました。私たちのカウンセリングポリシーは、「お客様の肌目標」を第一に考えることが前提になっています。ですから当店が扱う施術やホームケアを、理由もなくお客様へ勧めることもありませんし、基本的にはお客様の肌目標となった背景を聞かせていただいたり、当店以外の現在気になるフェイシャルエステやクリニックについて教えていただくことが多いのです。当店のエステティックサービスは、「最短時間で最大効果」を基本コンセプトとして徹底していますので、フェイシャルエステを受ける・検討しているお客様からは、レーザー治療・ボトックス注射・ケミカルピーリング・ヒアルロン酸注射など、「即効性」を連想するサービス名やそれらへの期待をお話いただくことが大半です。しかしながら私たちは、肌は恒常性を保ち(正常)、初めてアンチエイジングの効果を発揮するのだと考え、施術やアドバイスを組み立てております。肌の恒常性において、最も重要である「角質層の角化」について、今回のコラムではお伝えいたします。
【目次】
1.保湿された肌は、表皮の中で、正常な角化が行われている
2.正常なターンオーバーは、正常な角化と免疫力を生む
3.今回のまとめ
保湿された肌は、表皮の中で、正常な角化が行われている
以前のコラムでもお伝えしましたように、化粧水をたくさん使う・クリームを使って肌を油分で蓋をするなどでは、当然ですが保湿されたことにはなりませんし、「潤った」と感じても、それは一時的な感覚やもしくはただ油で「潤ったように感じる」だけなのです。肌はもともと自らが潤いを保つ(保湿する)構造を保有しており、それは表皮の中で正常な角化が行われているからです。しかしそもそも角化とは何なのか?から明らかにしたいと思います。角質層は、人間の身体を強力に被覆し、水分の保持(保湿)や、異物の侵入に対して防御機能が備わっているといえます。つまり角質層は、人体全体をラップフィルムのように覆っているのですが、これを奪われると人体は水分を急速に奪われ末には完全に失い24時間も生きていることができないのです。この角質層は、角化細胞が産生するケラチンや脂質など、様々な物質から構成されています。角質をつくるために角化細胞が基底層で分裂し、ケラチンを産生し分化、そして成熟しながら上層へ移行するプロセスを「角化」といいます。つまり正常な角化とは、正常なターンオーバー周期を必要とするのです。
正常なターンオーバーは、正常な角化と免疫力を生む
近年での研究では、正常なターンオーバー周期を手に入れることにより、正常な角化プロセスを踏むことで肌表面の保湿を強力に自らの細胞で行うこと、そして各種サイトカインの分泌を促すことで、免疫力の向上へと変化に向かうことも示唆されています。角化が正常に行われることにより、角化細胞と基底膜の接着機構も整うので、バリア機能も高まることも考えれば、いかにターンオーバーを正常化させることが重要なのかがわかりますね。
今回のまとめ
どれだけ真皮にヒアルロン酸を注入したとしても、どれだけレーザーで毛穴を治療しても、角質層がボロボロ(角化が正常に行われていない)状態であれば、それらが改善することは決してありません。穴の空いたバケツに永遠と水を注いでいるようなものなのです。私たちは、お客様お一人おひとりじっくりと、肌の状態・肌の目標に向き合いご提案を行い、伴走してまいります。