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COLUMN
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2022.03.13
脱毛:医療脱毛について

熱破壊式のレーザー脱毛器(マシーン)機能について

熱破壊式のレーザー脱毛器(マシーン)はSP理論システムを使い、身体全身・そして各部位(顔・わき・うなじ・腕・脚・背中・VIOなど)といったあらゆる部位の脱毛を行う脱毛技術です。それではSP理論システムを使わなければ、痛みや肌トラブルのリスクが高くなる程度のエネルギーとは、一体どのようなエネルギーなのでしょうか?今回のコラムでは、レーザー脱毛の熱エネルギーを、「波長」「パルス幅」「出力」に要素分解をして、それぞれの観点で解説をいたします。

【目次】
1.レーザー脱毛は、単一波長。波長は脱毛器(マシーン)によって異なる
2.レーザー脱毛器(マシーン)のパルス幅と、出力について
3.今回のまとめ

レーザー脱毛は、単一波長。波長は脱毛器(マシーン)によって異なる

熱破壊式のレーザー脱毛エネルギーは、毛のメラニン色素をターゲットにしているので、メラニン色素に吸収される波長のレーザーエネルギーを採用しています。レーザー脱毛の初期に広く採用されていた「ルビーレーザー」は、メラニン色素へのその吸収率の極端な高さから表皮メラニンへの反応が強すぎることで、有色人種やメラニン色素の多いスキンタイプの肌では、肌トラブルのリスクが高すぎるため、使用されることがどんどんと自粛されていきました。そのため現在では、メラニン色素への吸収がやや劣るレーザー熱エネルギーの波長が採用されています。例えばそれは、波長が755nmのアレキサンドライトレーザーであったり、810nmのダイオードレーザーであったり、1064nmのアレキサンドライトNd:YAGレーザーが用いられています。特に064nmのアレキサンドライトNd:YAGレーザーは、メラニン色素への吸収率があまり高くないことを利用して、スパニッシュなどの褐色肌の人種である方々への脱毛が可能となり広がりました。またレーザー脱毛エネルギーといえど、標的はあくまでメラニン色素でありますので、白髪への効果は発揮いたしません。
お客様からのご質問で、「レーザー脱毛エネルギー」と「光(IPL)脱毛エネルギー」の違いがございます。結論からいうと、レーザー脱毛エネルギーは、単一の波長の光を増幅させて照射すること・光(IPL)脱毛エネルギーは、500nmから1200nmの安全な波長帯域を含ませて照射することの違いです。光(IPL)脱毛エネルギーは、単一波長でないため、メラニン色素への選択性がレーザー脱毛エネルギーより若干ですが劣るといわれています。

レーザー脱毛器(マシーン)のパルス幅と、出力について

脱毛に使用されるレーザーは、ミリ/秒単位の発振パルス幅を持つロングパルスレーザーです。レーザー脱毛エネルギーは強力であるため、毛包にレーザーの効果を得るパルス幅の設定が必要である一方、表皮に損傷を与えないことも条件に追加されます。これらの条件から逆算すると、レーザーによる脱毛のパルス幅は25〜100ミリ/秒が理想的と考えられており、実際に現在主体となっているレーザー脱毛器(マシーン)のバルス幅は、ほとんどが10〜50ミリ/秒となっています(理想基準の25ミリ/秒を下回るマシーンも多いですが)。またレーザー脱毛エネルギーは当然ですが、その出力を大きくしたほうが脱毛効果は高くなります。ただし脱毛効果を追求するあまり、麻酔を使用したり、痛みや肌トラブルを誘発するということもあります。レーザー脱毛エネルギーを使用するには、テスト照射を行い安全に適切な出力を設定することがとても重要なのです。

今回のまとめ

近年脱毛は、もはやユニセックスで当たり前の習慣になりつつあると私たちは実感しています。これは同時に単なる「儲け」だけを追求した、商業主義のみに傾倒し、本来もっとも重要である「顧客の身体安全確保」から目を逸らす脱毛店舗の出店が起こる原因になるとも考えています。当店では最短時間で最大効果のコンセプトを達成しながら、正しい専門知識をアップデートすることで、安心・安全・信頼のエステティックサロンづくりに向けて日々邁進いたします。