福井県福井市でエステサロン・レディース脱毛・メンズ脱毛ならUNO>>>ichikara「お知らせ・コラム」ページ

ご予約はこちら

COLUMN
お知らせ・コラム

2022.05.18
脱毛:光脱毛について

IPL(光)式脱毛の具体的治療事例について

IPL(光)式脱毛には、レーザー式脱毛と同様に毛包炎や熱傷(火傷)といった副作用が考えられ、その対策として脱毛器(マシーン)の適切な照射設定を、医療スタッフやエステティシャンが正しく行うことが求められたり、ステロイド外用や抗アレルギー剤の内服を用いる必要があることは前回のコラムで解説いたしました。単なる毛抜き行為と違い脱毛とは、肌(皮膚)内部に熱エネルギーを用いてアプローチするため、脱毛施術を受ける側の肌の状態が適切であることが大切ではありますし、例えば脱毛を行う医療スタッフやエステティシャンが、脱毛ジェルや脱毛器(マシーン)のフィルターを脱毛技術として上手に使いこなすことができないと、一定の脱毛効果を上げられないどころか、前述したような毛包炎や熱傷(火傷)の発現を簡単に招くことになってしまうのです。今回のコラムでは、正しくIPL(光)式脱毛を行った報告の事例を、減毛(脱毛)効果の具体的な数値を交えながらお伝えしたいと思います。

【目次】
1.IPL(光)式脱毛効果事例。モニターと脱毛条件について
2.IPL(光)式脱毛の減毛(脱毛)効果報告について
3.今回のまとめ

IPL(光)式脱毛効果事例。モニターと脱毛条件について

IPL(光)式脱毛は、国内にかなり普及している脱毛手法ではあるのですが、学術的に効果測定をされていたり、脱毛技術として明確に評価されている報告は、多くは見当たりません。以下では、東京女子医科大学付属成人医学センターで過去実践された、IPL(光)式脱毛器(マシーン)の一種キュテラ社製プロウェーブを用いた臨床研究の概要を解説することで、IPL(光)式脱毛の安全性や、脱毛への有効性をお伝えしたいと思います。まず脱毛を行ったモニターは、成人女性(23歳〜42歳)・腋窩25例・下腿16例、条件として毛抜などの自己処理を行っていない人たちを選抜しています。脱毛の部位とそれぞれの照射回数ですが、腋窩は1.5ヶ月間隔で5回・下腿は2ヶ月間隔で3回の脱毛照射を行っています(これは臨床研究実施期間の単なる制約であり、医学的な観点による回数設定ということではありません)。実験対象となるIPL(光)式脱毛器(マシーン)のキュテラ社製プロウェーブは、他のIPL(光)式脱毛器(マシーン)とは異なり、電気制御で波長を変更していて、3種のモードが設定されています。そしてそれぞれの中心波長と出力により自動設定されているパルス幅の範囲は、A-810nm(9〜39ミリ/秒)・B-845nm(11〜71ミリ/秒)・C-880nm(48〜153ミリ/秒)となっています。本調査では、主にA・Bの波長を使い分け、総合した平均減毛率を計ってみました。

IPL(光)式脱毛の減毛(脱毛)効果報告について

本調査は、直径3cmのオリジナルスケールをされており、都度同一部位を写真撮影し、脱毛施術エリア内の体毛本数をカウントしており、なるべく正確で細やかな減毛(脱毛)状態を計れるように工夫がされています。その結果、腋窩では25例50脱毛部位の減毛率が5回脱毛施術・6ヶ月後に平均減毛率85.63%(幅69.01〜100%)。下腿では16例32脱毛部位の減毛率が3回脱毛施術後に平均減毛率81.11%(幅56.67〜100%)という結果を得ることができています。また副作用についてですが、下腿3例において、脱毛施術後1時間以上継続する毛包一致性の浮腫が確認されてしまいましたが、これ以外の副作用は特に確認されませんでした。

今回のまとめ

まだ大きく普及しているデータではありませんが、信頼される脱毛専門家が行った前述の調査結果から、IPL(光)式脱毛は、個体差はそれぞれあるものの、レーザー式脱毛と同様といえるような減毛率や副作用の発現率があると評価をされているのです。