脱毛サロンに初めて行くという方も、今までどこかの部位だけで通っていたという方もどんな風に脱毛サロンを見分けていいか分からない、誰か教えてほしい~と思っていると思います。友人たちがいいよと言うサロンというのは安心できますが、比較的友人たちが「いいよ」というレベルは効果ではなくて「スタッフが話しやすい」等のスタッフの人柄であることも多く、効果がわかるのは半年から1年経たないとわかりません。もちろんスタッフの人柄が悪いというのは論外だと思いますが脱毛という施術を受けに行くならば、その脱毛の効果が重要ですから今年こそ行きたいと思っている人が、参考にしていただけると嬉しいです。
【目次】
1.③カウンセリングの際に毛周期・自社で扱っている脱毛機の原理を説明しない
2.④初めての日に脱毛の契約をすると安くなるという契約形態をとっている
3.⑤永久脱毛というワードを使っている
4.今回のまとめ
③カウンセリングの際に毛周期・自社で扱っている脱毛機の原理を説明しない
エステサロンの運営は、とても残念ながら国家資格が必要ありません。また保健所への届出も必要ありませんから昨日まで全く違う業態だった方でも安易に始めやすい業界です。また私のように元々美容師だったという方も多い業界ですが、美容師だったからといって脱毛は畑違いですので学ぶことは全く異なります。どうやったら少しでも早く脱毛の結果を出せるかについて追求するならば毛周期や、自社の脱毛器の原理を把握していないと結果に繋がりませんから、その説明ができない・されないというのは誠意がないサロンだと思います。
④初めての日に脱毛の契約をすると安くなるという契約形態をとっている
初めてサロンにカウンセリングや初回体験にいった日に契約を促してくるサロンは思っている以上に多いのが実態です。とても残念なことに、そのようなサロンは『今日契約すると○%オフになります』というようなワードで契約を促してきます。でもよく考えてください。何か賞味期限があるようなものであれば、今日なら安くなるというのも頷けますが、脱毛という形態がなぜ今日契約すると安くなるのでしょうか。このような手口の勧誘は脱毛だけではなく、ブライダル・ホームページの製作・システムの導入などで用いられることが多いですが、高額なものほど用いられます。そして、そのような形態をとっているところは、ほぼ悪質であるといって過言ではありません。他の業者と比べられるのを防ぐ為であり調べる時間を与えない為ですので自信があるなら、こんなことをする必要はないのです。ですからこのようなサロンに出逢ったら、間違ってもその場で契約はしないことです。このようなサロンは契約したら、解約することも困難です。実際に最近来店されたお客様の話ですが、1年前に数百円の初回体験にいった際、数人で囲まれて60万以上の契約を組んだものの、やはり解約したいとサロンに問い合わせたところ『サロンでは対応できないからカスタマーセンターに電話してください』と言われ電話するもなかなか繋がらず、数日かかって連絡がつき、もう一度サロンに電話すると『まだ何も連絡が来ていない』と言われ結局解約できるまでに2ヶ月かかったそうです。安すぎる価格にはご注意ください。
⑤永久脱毛というワードを使っている
「永久脱毛」という本当の言葉の意味を消費者はまだまだ知りません。私たち消費者がイメージする永久脱毛という言葉は永久に脱毛されること、つまりもう2度と毛が生えないことだと思います。では実際の定義はというと「最終脱毛してから1ヶ月後の毛の再生率が20%以下であれば永久脱毛と認める」という内容です。しかしながら従来の黒に反応させて毛根をターゲットにする脱毛方法である医療脱毛や通常の光脱毛(IPL方式脱毛・SSC方式脱毛・SHR方式脱毛・THR方式脱毛)は黒に反応させるので休止期の毛は脱毛できません。ですからこの休止期の毛だけは生えてこないことには脱毛できないのですが、休止期の期間は一般的にワキで2〜6ヶ月、VIOで1年といわれています。しかし毛によっては3年生えない、10年生えないということも珍しくありませんから、脱毛に通っている間に生えなかった毛は脱毛できないということになります。今では消費者がイメージする永久脱毛というワードと、実際の永久脱毛の定義がかなり相違していることからコンプライアンスとして永久脱毛という言葉を使ってはいけないことになっています。それを使っているということはコンプライアンス違反になりますから罰せられます。
今回のまとめ
今回は初回カウンセリングや初回体験に行った際に気を付けて頂きたい内容を3項目挙げさせて頂きました。正直、この令和の時代にこんなサロンがあるのかと疑いたくなるのですが、残念ですが全て1〜3年の間に実際に行ったお客様からの話をお伝えしています。もしも、うっかりこのようなサロンに行ってしまって契約を迫られたときは、学生や独身の方でしたら『両親に相談しないと決められない』といって断る、既婚者であれば『夫(妻)に相談してから何でも決めることにしているから今決められない』などと言って断り、その場で決めないことです。健全な業者は、その場で契約を促さないということは頭に入れておいてください。
福井駅前にあるエステティックサロン
UNO>>>ichikara
高橋 元子