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COLUMN
お知らせ・コラム

2022.06.24
脱毛:医療脱毛について

レーザー脱毛施術を行う問題点の補足。そして対策について

前回のコラムの導入部分では、介護脱毛の急激なニーズ増加について大手脱毛クリニックの調査結果やニーズの背景をお伝えいたしました。介護脱毛の目的は、第三者である介護者の負担を軽減できるように、VIO脱毛を事前に行っていくことです。具体的なメリットとしては、陰部の炎症を抑えられること・おむつ交換時の臭い軽減や手間を省けるといった、あくまで「相手を思いやるマナー」の観点で様々な業界からおすすめはされていますし、近年ではメディアにも頻繁に取り上げられる題材です。陰部の炎症は、拭き取ったつもりの排泄物が、陰毛や皮膚に残っていることが主な原因です。介護脱毛を行うことで、排泄物により皮膚が不衛生になることを大きく軽減し、肌の感染症の予防に繋がることが実証されているのです。また介護脱毛を行わず陰毛がある状態で、おむつ交換をすると、おむつの中では雑菌が増殖しやすい状態になっており、悪臭を放ち介護者の苦痛を伴いやすくなります。またVIO脱毛を行うことにより、介護者は被介護者の陰部の状態をしっかりと確認することができるので、清潔さを保ちやすくもできるのです。

【目次】
1.レーザー脱毛の問題点の補足
2.レーザー脱毛の皮膚疾患対策。ベッカー母斑について
3.今回のまとめ

レーザー脱毛の問題点の補足

レーザー脱毛を行う際、小耳症や悪性腫瘍を改善している方は、肌そのものの色調についてはさほど問題にはなりませんが、脱毛部分・形態が問題となっています。小耳症の手術あとに耳殻にあたるところが脱毛箇所になったケースでは、耳の形状は平坦ではないためレーザー光が垂直に当たらないので脱毛効果がでにくくなります。また、悪性の腫瘍で口の中の脱毛が必要になっても、ハンドピースが口の中に入りにくい・角度的に照射が難しいなどの問題も生じますが、これは他の脱毛手法や脱毛器(マシーン)についても同じことがいえるでしょう。

レーザー脱毛の皮膚疾患対策。ベッカー母斑について

レーザー脱毛の脱毛箇所に、ベッカー母斑(茶色いあざが皮膚(肌)の表面にでるメラニン関連の疾患)が出ている場合は、まず肌の色調治療を先に行い、色調が薄くなった状態で脱毛治療を行うことを、医師からおすすめされます。しかし炎症後、色素沈着や再発が多く、肌の広範囲を占めることも多いことから、色調治療を行わずに脱毛をするケースは少なくはなく、しかしこの場合、脱毛レーザー光が表皮の中のメラゾームに吸収されることから、熱傷(火傷)を負うリスクがあります。副作用としての熱傷(火傷)リスクを減らすためには、脱毛器(マシーン)の出力を弱めることや、前処理としての肌への冷却を強めること、メラニン吸収力が少ない(レーザー脱毛器に限定するなら)YAGレーザーを使用するなどの対策が必要になります。もちろん安全性が高くなるため、効果が出なくなる(厳密にいうと落ちる)ことから脱毛の照射回数は増えていきます。ベッカー母斑は、一般的な美容脱毛よりも脱毛照射回数はより多く必要になることが多いと専門家の中ではいわれています。

今回のまとめ

もちろん脱毛部位における皮膚(肌)が、健常であるときもそうなのですが、皮膚(肌)が荒れていたり、疾患を抱えている中で脱毛施術を行うときは、専門家への事前カウンセリングを入念に行ってください。今回は医学的な観点のケースだと解明されていることが多いので、医療レーザー脱毛器(マシーン)を例としてコラムを書いておりますが、IRL(光) 方式の脱毛器(マシーン)・NPL方式の脱毛器(マシーン)も同様のことがいえます。