当店が行うNPL方式の脱毛においては、毛周期に関わらず、脱毛の効果を常に最高の状態に保つことができるということが大きな特徴の一つとなりますが、その他の脱毛方式は、この毛周期に大きく脱毛効果は変化してしまいます。前回のコラムでも触れたように毛周期を一言でいうと、「毛が生え変わる周期」ということでしたが、これは身体の部位によってサイクルは様々なのです。体感でいうと理解していただきやすいのですが、例えば腕の毛・脚の毛は、長期間剃らなかったとしてもせいぜい1.2cm程度しか伸びません。しかし脇の毛は腕や脚に比べると、体毛は伸びやすい性質を持っていますし、VIOの部分はさらに体毛が伸びやすく、髪の毛に関しては放っておくとかなりの長さまで伸びてしまうのは誰にでもいえることでしょう。この部分による違いは何なのかというと、体毛の「成長期」が各部位の体毛に応じて長さが違うことを意味しています。
【目次】
1.体毛を入念に処理するヨーロッパのサッカー選手
2.体毛とおむつ。皮膚炎を予防・改善するために脱毛は欠かせない
3.今回のまとめ
体毛を入念に処理するヨーロッパのサッカー選手
水分関連皮膚損傷は、「失禁関連皮膚炎」・「間質性皮膚炎」・「創傷周囲の水分に関連する皮膚炎」・「気孔周囲の水分関連皮膚炎」といった主に4つに分類されていると以前はお伝えいたしましたが、そもそも皮膚炎はどのようなことが要因で発症するのでしょうか?それは例えば不適切な水分量・皮膚(肌)ph値の著しい変化・微生物の存在・圧力や摩擦による皮膚(肌)の損傷・スキンケアの方法など、実に多くの事柄が、皮膚炎と大きく関連するといわれています。例えばヨーロッパのサッカー選手は、全身にわたって体毛を除去していることが一般的でプレーにより外傷した肌(皮膚)のケアも試合後入念に行っているといわれています。
体毛とおむつ。皮膚炎を予防・改善するために脱毛は欠かせない
「おむつかぶれ」というものは、介護関係者でなくとも周知の現象だと思います。おむつかぶれは、おむつが肌(皮膚)と密着するお尻や陰部(VIO)に発赤や湿疹を引き起こしてしまう症状であります。これは専門家でなく一般的な見解であっても汗や排泄物の蒸れで、肌表面の水分量が不適切になってしまったり、ph値を著しく変化させてしまったりする負担を与えてしまうこともそうですが、カンジタと呼ばれる常在菌(カビの一種)の異常増殖が引き起こし(つまり微生物のバランスが崩れる)、またおむつの生地が肌表面に摩擦として加わり、結果皮膚炎を発症し、排泄の度に強い痛みを引き起こすケースがあるといわれています。排泄物が絡みやすい「体毛」の存在は、すなわち甚大な皮膚炎を特にVIO部分にもたらしてしまうのです。
今回のまとめ
「介護脱毛」とは、流行の施術ではなく、今後まだまだ認知され、そして実施という定義の中でも広がることは間違いないでしょう。冒頭に部位別の体毛成長期のお話をしましたが、Vラインの体毛成長期は1年〜2年・休止期は1年といわれています。VIO脱毛が「他の脱毛店舗に何度も通っているけどなかなか効果がでない」という声をよくお聞きいたしますが、こういった休止期(NPL方式以外では脱毛効果がでない期間)が長い部位においては、当然の結果であるともいえるのです。