前回のコラムより、特にVIOにおける脱毛は、清潔感といった漠然とした外見上のステータスだけでなく、皮膚炎の発症や深刻化における観点から「必ず脱毛は行わなければいけないケアで、国内においては普及の一途である」という必然性をお伝えしました。またVIO部位の毛周期は、成長期で1年〜2年・休止期で1年というデータも補足させていただきました。当店ではカウンセリング前にこの「毛周期」を必ずお伝えさせていただくのですが、その際お客様が驚かれるのは、「部位によって毛周期が異なる」という点です。腕の毛・脚の毛といった、あまり伸びない体毛と比較すると、脇・VIO・さらに髪の毛と部位をカテゴリーして考えると、体感として理解しやすいですよね。あまり伸びない体毛である腕や脚の成長期は3ヶ月〜4ヶ月・休止期も同じく3ヶ月〜4ヶ月です。顔の体毛の成長期は2ヶ月〜3ヶ月・休止期も同じく2ヶ月〜3ヶ月。脇の成長期は2ヶ月〜6ヶ月・休止期も同じく2ヶ月〜6ヶ月であり、各部位によって体毛の毛周期サイクルはバラバラであることを、私たちはまず理解しなければなりません。
【目次】
1.脱毛器(マシーン)や脱毛店舗の利用普及は、社会貢献に繋がる
2.介護脱毛により失禁関連皮膚障害を緩和する。という見識の出処
3.今回のまとめ
脱毛器(マシーン)や脱毛店舗の利用普及は、社会貢献に繋がる
近年において日本国内は、多くの医療機関やエステティックサロンで、安全に脱毛施術が行われるようになりました(特にエステティックサロンでは、まだまだ粗悪なサービスを展開している店舗も多いようですが・・・)。それは優秀な脱毛器(マシーン)の開発や展開であったり、私たちを含めて実施する脱毛施術者が広がってきたことの、一つの成果なのではないかと考えています。一方で、欧米先進国・日本では高齢化社会がすでに現実のものとなり、介護施設の利用者は成長の一途を辿っています。介護施設利用者は、自分で排尿できない尿失禁をしてしまうことも多々あります。そうするとおむつを使用しますから、それに伴い排尿障害を患い、皮膚炎も自ずと発症することになります。この皮膚炎こそが、失禁関連皮膚障害となり、介護脱毛はその予防・改善に注目されているのです。
介護脱毛により失禁関連皮膚障害を緩和する。という見識の出処
そもそも失禁関連皮膚障害とは、刺激性接触皮膚炎の一種であり、これは湿気に関連する皮膚の損傷であり、尿や便との接触・発汗や創傷滲出液など、これらの要因が複合的に絡んでいるといえます。失禁に伴う皮膚炎は、皮膚と尿・便が接触するときに発生するのですが、これには体毛の有無も大きく影響しているのです。一般社団法人である「日本創傷・オストミー・失禁管理学会」では、失禁関連皮膚障害を、尿または便が皮膚に接触することにより生じる皮膚炎だと定義していますが、この皮膚炎には「おむつ皮膚炎」・「アレルギー性接触皮膚炎」・「物理化学的皮膚障害」・「皮膚表在性真菌感染症」を包括すると明記されており、これらはすべて体毛の有無に大きく関連する要因なのです。
今回のまとめ
脱毛はもはや、ファッションや美容の領域に留まらないことは明確です。例えば肌荒れ・アトピーなどは、個人個人の体質だけでなく、肌に存在する菌のバランスが後天的に悪く変化することになるのであれば、いまコンプレックス解消・美容ステータスといったニーズで「脱毛するかしないかを迷っている」方は、間違いなくすぐにでもカウンセリングを受けられることをお薦めいたします。そしてUNO>>>ichikaraでは、お客様に寄り添った・公平性、専門性に優れたカウンセリングを日々行っているのです。