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2022.09.14
コラム

ルネッサンスの復興と脱毛の関係性!意外と古い!脱毛の歴史11

長い長い中世ヨーロッパの暗黒期。キリスト教の影響を大きく受けていた人々は、美容の意識が薄れていました。脱毛に関しては、衛生の為に行われることはあったものの、古代ギリシャや古代ローマでの美容としての脱毛という意識はなかったようでした。14世紀に入ると、ついにイタリアでルネッサンスが生まれます。古代ギリシャや古代ローマのような文化を取り戻そう!という大きな運動が始まっていくのです。それによって、人々の脱毛や美容に関する意識はどう変わっていったのでしょうか。

【目次】
1.脱毛に関しての価値観は変わらない!ルネッサンスの復興で高まる美容意識
2.今では非常識?!ルネッサンス期以降の美容の常識
3.今回のまとめ

脱毛に関しての価値観は変わらない!ルネッサンスの復興で高まる美容意識

この頃、上流階級の女性の間では、「日焼けをするのは労働者」で「日焼けをしているものは階級が低い」という認識でした。そのため、色白であることがセレブの証でした。当時は眉毛がなく、額が大きい女性は頭が良く見え、異性にモテたそうです。前髪を脱毛(除毛)し、眉毛とまつ毛を剃ったり抜いたりして、額を大きく見せ、首を細長く見せることが流行しました。髪の生え際は、つむじのあたりまで剃っていたそうです!この頃は、風呂文化は衰退しましたが、脱毛に関しての価値観は変わらず、1400年頃のルネサンス期でも、「体毛はない方が美しい」という風潮は続いていました。ルネサンス期の絵画の男女を見ると、髪の毛以外はきれいに脱毛していたことがわかります。この時代まで、ヘアカットや髭剃りだけでなく、医療行為も行っていた理容師たちは、理容外科医と呼ばれるようになります。しかし、理容外科医の中には、医療行為がずさんなものも多く、批評の的になりました。ヘアカットの専門家が病気や怪我の治療をすると考えると怖いですし、今では確かに考えられないことですから、昔の常識は怖いなあと思いますね。1500年ごろになると、イギリスで医療行為を行わない理容師が誕生し、その後ヨーロッパで理容業が広まっていきました。

今では非常識?!ルネッサンス期以降の美容の常識

この時代、女性は「病的なくらいか弱いことが上品で美しい」とされ、美白がどんどんとエスカレートしていきます。有毒な白鉛や水銀が入った白粉を顔にべったりとつけて血色を悪く見せ、ビールを使って洗顔などをして、「雪のように真っ白な肌」になることを最大のステータスとしていたそうです。さらには、眉をカミソリで細く剃り、髪の生え際を剃って、髪を結い上げることで、肌の白さを強調していました。肌に有害な美容法を実践していたため、実際の肌はシミだらけで、風呂にも入らなかったため、体臭がきつかったそうです。その為、この頃から香水が発達していきます。かの有名なイギリス女王のエリザベス1世を思い出してください。彼女は政治の手腕は確かに凄いものでしたが、肖像画を見ると、「真っ白な肌」「細長い首」「広い額に細い眉」といったこの時代の美の象徴そのものでした。画家に描かせているので、実際のところ、どこまで肌が「雪のように美しく」真っ白だったかは怪しいところですが・・・恐らく、ボロボロで見ていられない程だったでしょう。また、エリザベス1世は一生の中で3回しか風呂に入ったことがなかったと聞きます。よくそれで大きな病気もせず、この時代にしては長生きをしていたものだと感心してしまいます。時代が変われば、美の常識も変わるのですね。

今回のまとめ

それぞれの国が確立していき、美容や芸術に対しての思想が一気に発展していったルネサンス期。発展はしましたが、現在の美容や医療の観点からすると非常識なことが、常識、流行として行われていました。美容業界は半年で常識が変わるとは言いますが、さすがにこの時代の美容法はいかがなものなのかと思いましたね。ある意味、現代の人よりも、美への探究心・追求心は深かったと言えるのかもしれません。ただ、現代もルネサンス期も変わらず「体毛がない方が美しい」という概念は同じだったようで、はるか昔から「体毛は必要のないもの」として受け継がれてきているのだなと思いました。

福井脱毛エステティックサロンUNO>>>ichikara
中村真綾