UNO>>>ichikaraでは、男性・女性問わずお問い合わせが一番多いメニューは脱毛です。当店では、従来形の脱毛方法ではなくNPL方式の脱毛を行っております。NPL方式とは、従来の脱毛がターゲットにしていた「毛根」を狙うのではなく、毛の種を作っている「バルジ領域」を狙って照射するため、短期間・そして安全に脱毛を終えることができます。そういったご説明をお客様にさせていただくと、「毛って一体どうなっているのですか?」というご質問をいただくことがあります。今回のコラムでは、毛の構造や毛の生え変わる仕組みについてお伝えしたいと思います。
【目次】
1.脱毛を受ける前に知っておくこと。「毛」は大きく分けて2つ
2.脱毛を受ける前に知っておくこと。「毛の生え変わりサイクル」について
3.今回のまとめ
脱毛を受ける前に知っておくこと。「毛」は大きく分けて2つ
まず毛の部分の名称とその役割についてお伝えいたします。毛は大きく分けて2つです。私たちが普段から見る毛の部分は、「毛幹」といいます。いわゆる体毛と呼称される部分です。毛幹は、肌の内部で支えられています。表皮から深層にかけて毛幹を支える部分を毛根といいます。私たちの毛は毛幹と毛根でできているのですが、より複雑に構造されているのが毛根の部分です。毛根の部分には、いくつかの器官があります。毛根各器官の名称と、その役割をみていきましょう。まず毛幹が皮膚表面から突き出す部分に存在するのが毛孔です。毛孔はいわゆる毛穴といわれる器官で、汗や脂を体外に分泌する役割があります。「毛は深部でつくられる」といいますが、この深部とは毛包のことです。毛包は、毛根全てを包み込む構造になっており、毛の成長に伴い毛包の大きさも成長します。毛根の最下部には、球状に膨らんでいる箇所があり、これを毛球といいます。毛球は毛乳頭を守るため、上から覆うことで球状を成しているのです。なぜ毛球は、毛乳頭を守るのか?それは毛乳頭が、大切な毛をつくる器官だからです。毛乳頭の付近に位置する「毛母」と呼称される細胞群は、周囲の血管から毛の生産に必要なアミノ酸などの必要な栄養素を吸収し、細胞分裂を繰り返して増殖します。毛母が増殖するということは、毛の元になる細胞が、どんどん生産されるということです。何度抜いても毛が生えてくるのは、毛母細胞が存在するからです。毛乳頭は、毛細血管から栄養を吸収します。毛を生産・形成していくためには、十分な栄養と酵素が必要になるからです。吸収された栄養や酵素は、毛乳頭から毛母細胞へと送り込まれます。そうすると毛母細胞は分裂を繰り返すのです。そして分裂によって生まれた新たな細胞は角化へと促されます。角化した細胞は、毛幹として毛孔から皮膚の外へと表すことで、体毛として目に見える形で存在していきます。毛乳頭や毛母細胞は、毛の生産・形成ともに司る器官なのです。
脱毛を受ける前に知っておくこと。「毛の生え変わりサイクル」について
いつも邪魔だな・・・と思っている体毛ですが、常に同じ毛が生えているわけではありません。必ず生え変わっています。犬や猫などをご自宅で飼っている方は、よくペットたちの毛が家中に落ちているのを掃除していらっしゃったり、ご自身の洋服などに知らないうちについていたり・・・という経験をお持ちだと思います。あれだけ毛が抜け落ちているにも関わらず、ワンちゃんやネコちゃんは毛がフサフサですよね。それは、毛が生え変わっているからなのです。人間だって同じです。お風呂に入った後、排水溝を見ると髪の毛やVIOの毛などがたくさん溜まっていますよね。「こんなに抜けちゃって・・・」と心配になるぐらい溜まっている時もあります。それでも、無くなっていかないのは、毛が生え変わっているからです。そんなの当然じゃないか!それぐらい知っている!と言われそうですが、改めて言われると「確かに」と思われる方もいらっしゃるので、今回は説明させていただきました。体毛の生え変わりにはサイクルがあって、「毛周期」と呼ばれています。この毛周期というのは、「成長期」「退行期」「休止期」に分かれています。まず「成長期」というのは、その名の通り毛が最も成長して伸びる期間です。成長期は「成長初期」と「成長期」とに分かれ、成長初期には、毛母細胞の分裂が始まり、皮膚の中でも毛の成長が始まります。成長期に入ると、毛母細胞が活発に分裂し始め、毛がより成長し、皮膚表面に出てきてさらに伸び続けていきます。この時の毛が、私たちが普段目にしている「ムダ毛」たちですね。その後、退行期に入るのですが、退行期に入った毛は、毛根から毛が離れるため、栄養が送られなくなり、毛の成長が止まり、抜け落ちる前の状態となり、やがて抜け落ちます。その後、毛が抜け落ちて休止期に入ると完全に毛は生えていない状態になり、次の毛の成長を始めるまでの準備期間へと入っている期間となります。この成長期・退行期・休止期というのは、それぞれの期間の長さやサイクルの早さなど個人差があり、同じ人でも部位によって違います。あくまで平均的なものですが、〈頭髪〉成長期:2年〜6年、休止期:3〜4ヶ月〈顔・口周りの髭〉成長期:4ヶ月〜1年、休止期:2〜3ヶ月〈ワキ〉成長期:4ヶ月、休止期:3ヶ月〈腕〉成長期:3〜4ヶ月、休止期:4〜5ヶ月〈足〉成長期:4ヶ月、休止期:6ヶ月、〈VIO〉成長期:1〜2年、休止期:1〜1年半など、本当にバラバラです。頭髪やVIOの毛のように、毛が濃く、長く伸びる部位ほど毛周期のサイクルが長い傾向にあります。脱毛を行う時には、この毛周期が深く関わってきます。当店のNPL脱毛の場合には、施術をする際に毛周期に関係なく施術ができるのですが、医療レーザー脱毛や、IPL方式脱毛やSHR方式脱毛などの従来の光脱毛の場合には、毛の黒色(メラニン色素)に反応するレーザーや光を利用して毛根まで作用させるという仕組みで脱毛していくので、成長期の毛にしか施術ができません。そのため、脱毛サロンや、医療脱毛クリニックにいくと、必ず毛周期の説明をされますし、成長期の毛に合わせて施術するために2ヶ月〜3ヶ月に1回のペースで来てくださいと伝えられることが多いです。「毛周期に合わせた脱毛が可能です」と謳っている脱毛サロンや医療脱毛クリニックも存在していますが、毛周期は個人差や部位差があり、毛の1本1本で違いますから、毛周期に完璧にタイミングを合わせて脱毛することは不可能です。その点、UNO>>>ichikaraのNPL脱毛であれば、毛周期に関係なく施術ができるので、最短3週間に1度のペースで通っていただくことが可能となっています。
今回のまとめ
今回のコラムでは、毛の性質や構造、そして毛の生え変わりサイクルである毛周期についてお伝えさせていただきました。コラムをご覧の皆様は、様々な媒体・店舗から脱毛のサービスや商品を提案されることがあると思います。こういったいくつもの選択肢からサービスや商品を選ぶことは容易なことではありません。それではどうしたらいいのでしょうか?それは知識を高めるしか方法はありません。知識とは、各サービスや商品の知識だけではありません。最も重要なことは、毛に関しての知識を高めることです。そうすると多くの提案から賢く取捨選択がすることができるのです。私たちも脱毛メニューを行うと決めたとき、まずは「毛」そのものの知識を高めることからはじめました。毛に対する知識があることで、脱毛についての理解も深まります。脱毛についてきちんと理解していただくことが、数多くある脱毛サロンや医療クリニックの中から良いお店を選ぶ近道となるのです。間違った知識や何も知識がないことは危険ですので、しっかりと私たちのコラムから知識を得ていただければと思います。
福井脱毛エステティックサロンUNO>>>ichikara
中村真綾