最近では、年齢や性別を問わず、脱毛に通う方や脱毛に興味がある方が増えたと思います。福井にも、多くの脱毛サロンやクリニックがあり、実際に今通っている方も多いのではないでしょうか?そこで、必ず説明される「毛周期」というワードがあります。なぜ必ず脱毛をする際には毛周期の説明をするのか、これは脱毛の仕組みと深く関係があります。毛周期や毛周期と脱毛の関係についてよく知っておくことで、脱毛サロンやクリニック選びにとても役立ちます。そこで、今回は「毛周期」をメインにお話をしていきます。
毛周期とは、そもそも何なのか?
体毛というのは、肌の表面に見えている「毛幹」や、皮膚の下で毛を包んでいる「毛包」、根本にある「毛球」といった構造になっていて、さらにその毛球の中には「毛乳頭」や「毛母細胞」といった器官があります。毛乳頭というのは、人間でいうと「口」にあたる部分で、毛乳頭が血液から栄養等を吸い上げ、吸い上げた栄養素や酸素を毛母細胞へ送り、その働きが活発化することで体毛が成長して生えてくるのです。体毛は全て、生え始めてから成長し、抜け落ち、また生え始めるまでの期間があります。これらは大きく3つの期間に分かれていて、それぞれ「成長期」・「退行期」・「休止期」と言い、成長期→退行期→休止期と繰り返すサイクルのことを「毛周期」と言います。成長期は、その名の通り、毛が伸びていく時期です。この時期は最も毛が太く・長く成長します。成長期には2つの時期があり、「成長前期」と「成長後期」に分かれます。成長前期は、毛根にある毛母細胞が、毛乳頭の指示で細胞分裂して毛を増やす時期です。成長後期になると、毛が成長し伸びてきて肌の表面に出て、私たちの目に見える範囲の毛として現れます。この成長期ですが、個人差があり、体の部位によっても異なります。例えば、あくまでも目安ではありますが、頭皮の毛は約2年~6年、顔は約2か月~3か月、脇は約2か月~6か月、脚や腕は約3か月~4か月、Vラインは約1年~2年など、バラバラです。退行期には毛の成長が止まり、毛が細く弱くなり、次第に毛が毛根から離れていき、最後は自然に抜け落ちていきます。休止期になると、毛が完全に抜け落ちた後に次の新しい毛を生やす準備をしていきます。休止期も成長期と同様、個人差があり、部位でも異なります。頭皮の毛は約3か月~4か月、顔は約2か月~3か月、脇は約2か月~6か月、脚や腕は約2か月~3か月、Vラインは約1年などです。成長後期に肌の表面に毛が出てくると先程述べましたが、この肌の表面に出ている毛は、体毛全体の10%ほどで、残りの90%は成長前期、退行期、休止期の毛です。とても気になる体毛ですが、この90%は息をひそめて生える時を待っていると思うと恐ろしいことですね。
脱毛の仕組みと毛周期の関係
なぜクリニックやエステサロンで毛周期についての説明をされるのかというと、もちろん脱毛と毛周期が関係あるからということはお分かり頂けると思います。しかし、どう関係あるのかはご理解されていない方もいるのではないでしょうか?それは、脱毛処理をすると、どうして毛が減っていくのかを知ることで、毛周期との関連性をご理解いただけると思います。脱毛は医療脱毛と、美容脱毛(光脱毛)とで大きく2種類に分かれます。医療脱毛とは、いわゆる「レーザー脱毛」や「ニードル脱毛」と呼ばれているものです。まず、レーザー脱毛とは、医療用の特殊なレーザーを肌に照射することで、毛が生えてこなくなるよう脱毛処理する方法です。黒い色素(メラニン)に反応する波長のレーザーを用いており、黒い色に当たると、レーザーの光エネルギーが熱に変わります。この熱で毛の製造元である毛乳頭・毛母細胞を破壊するという仕組みです。ターゲットが毛根であり、黒に反応させていくため、毛が生えていないと反応させることができません。その為、成長期の生えている毛には施術できますが、休止期で生えていない状態の毛には施術できません。次に、ニードル脱毛とは、別名「電気脱毛」とも呼ばれており、毛を3~5mm程度伸ばしておき、毛を目印にプローブと呼ばれる針を毛根の一つひとつに差し込み、そこに電気を流して毛根の周囲に瘢痕組織(はんこそしき)という小さなやけどの状態を作り、毛1本毎に毛根を破壊する方法です。こちらも、生えている毛を目印として、毛穴に針を刺し、そこから電気を流して毛根を破壊するという方法なので、休止期の毛には施術ができません。そしてもう一種類の、エステサロンなどで扱っている美容脱毛(光脱毛)は、メラニン色素に反応する特殊な光を照射することで、毛を減らしていく方法です。光を照射すると黒い毛に反応し、その光エネルギーが毛を通して熱に変換します。その熱が毛乳頭にダメージを与え、弱らせ破壊を続けていくことで、毛根から毛が離れ、毛が抜けていくことで毛の量が減っていきます。毛周期の説明の時にもお話しましたが、成長期と退行期を合わせても目に見えて生えている毛は全体の約20%~30%で、そのうち成長期である毛は約10%です。退行期の毛は、毛乳頭から離れてしまっているので、光を照射しても毛乳頭まで届きません。そのため、成長期である毛にのみ有効性を発揮するのです。このように、医療脱毛や、これまでの光脱毛では、成長期の毛に施術をする必要があるため、毛周期のことと、休止期には施術ができないということを説明されるのです。
今回のまとめ
UNO>>>ichikaraでも、もちろん毛周期の説明や脱毛の仕組みについて、最初のカウンセリングできちんと説明をさせて頂きます。ただ、UNO>>>ichikaraの場合は、NPL方式という方式を採用した脱毛機を使用しており、これまでの光脱毛機とは違い、メラニン色素に反応させ、毛根をターゲットにしているタイプの脱毛機ではなく、毛根の種を作ったり、栄養を与えたりしているバルジ領域をターゲットにしているため、毛周期は関係ありません。従来の光脱毛や、医療脱毛の場合は毛周期が関係するため、施術の間を2か月程空けなくてはいけないので、時間がかかります。しかし、NPL方式だと、毛が生えている必要がなく、休止期でも施術ができるので、体毛であれば3週間、お顔や髭であれば2週間ごとに施術ができます。また、メラニン色素に反応するわけではないので、元々肌が黒い方や、VIOなどくすみがある部分への施術も痛みがほぼ無くできることもメリットです。気になる方は、まずは無料カウンセリングやお得な初回体験にいらしてみてはいかがでしょうか?無理な勧誘は一切行っておりませんので、ご安心くださいませ。
脱毛エステティックサロンUNO>>>ichikara
中村真綾