脱毛に行く際には、薬の服用は禁止とされていることはご存知ですか?
なぜ脱毛前には薬の服用がNGなのか、詳しく知らない方も多いと思います。
知らずに脱毛前に風邪薬を飲んでしまった!
いつも服用している常備薬があるけど脱毛前に飲んでも大丈夫なの?
ピルを飲んでいるけど脱毛できる?
などさまざまな疑問や不安を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、脱毛前の薬の服用が禁止されている理由を詳しくお話ししていこうと思います。
【目次】
1.脱毛前の服薬はNG!その理由とは?
2.光線過敏症だと脱毛はできない?
3.何日前なら薬を飲んでもいいの?
4.脱毛前の外用薬・湿布薬には要注意!
5.脱毛前に常備薬や市販の薬は飲んでも大丈夫?
6.今回のまとめ
1.脱毛前の服薬はNG!その理由とは?
脱毛前の服薬はなぜNGとされているのでしょうか?
①肌トラブルが出る可能性があるから
軽い風邪症状など、そこまで大きく体調の変化を感じていない場合でも、服薬してからの施術は避けましょう。
普段とは体調や肌質が違っているため、通常であれば脱毛をしても問題ない方でも、思わぬトラブルとなる可能性があります。
肌がいつもより敏感になっていることで、肌に熱がこもりやすかったり、熱っぽさやだるさを感じたりということも有り得ます。
②光線過敏症を発症する可能性があるから
普段は光に反応する方でなくても、薬の種類や薬との相性、その時の体調によって脱毛機の光に反応し、赤みが出たり皮膚炎を起こしたりするなど、施術後の肌状態が左右される可能性があります。
③体調や怪我の状態が悪化する可能性があるから
この場合は、脱毛によって体調が悪化するというわけではなく、薬を飲まなければいけないほど体調がすぐれない場合に、無理に脱毛に来ることで、体調が悪化してしまうという意味です。
また、化膿して治りきっていないような怪我をしていたり、皮膚の炎症などを起こしていたりして、外用薬や湿布薬を使用しなければならないほどの状況の場合には、施術は控えてください。
④脱毛時に痛みを感じる可能性があるから
服用した薬の影響で、皮膚の感受性が増加されて、脱毛時に痛みを感じやすくなる可能性があります。
痛みが少ないタイプの脱毛でも、薬を服用したことでかなり痛く感じて、脱毛することが苦痛になってしまう可能性があるのです。一般的に皮膚の感受性が増加されやすいと言われている薬剤は下記の通りです。
・レチノイド(ビタミンA誘導体): トレチノイン、アダパレン
▶︎ニキビ薬などに使用されている
・皮膚用のトピカルステロイド: ヒドロコルチゾン、フルオシノロン
▶︎湿疹やアトピー性皮膚炎の薬などに使用されている
参考サイト:
「はなふさ皮膚科」
「阪神尼崎駅前皮フ科スキンクリニック」
2.光線過敏症だと脱毛はできない?
先ほど脱毛前に服薬してしまった際に起こり得るトラブルの1つとして挙げた「光線過敏症」についてお話ししていきます。
光線過敏症とは?
光線過敏症は、日光アレルギーとも呼ばれており、日光や光に対し免疫系が過剰な反応を起こし、皮膚に病変を生じる疾患のことです。
紫外線UVBによる日焼けは、ある程度の紫外線量になれば誰でも日焼けをしますが、光線過敏症の方は少量でも反応してしまいます。
光線過敏症の主な症状
主な症状としては、日光にさらされた皮膚部位に、かゆみや発疹、赤みが生じたり、腫れて水ぶくれができたりするなどの炎症を起こします。
皮膚疾患が発生したり、悪化したりする要因として、薬剤による外因性のケースと、遺伝もしくは代謝疾患などの内因性のケースがあります。
年代も多岐に渡り、乳児~老年期まで様々な年齢で発症が見られます。
光線過敏症の原因となる薬は?
薬物による光線過敏の症状は、薬物と光の量が一定以上であれば、誰でも発症する可能性があるものです。
そのため、脱毛前の薬の服用はNGとされています。
光線過敏症の原因となる薬は多種多様で、内服による発症が多いとされています。
ふだんあまり気にせず飲んでいる薬でも、光線過敏症の原因となる成分が入っていることがあり、光脱毛を受ける時には、特に服薬に気をつけなければなりません。
※ただし、基本的には光線過敏症の方が反応する光というのは「紫外線」であることが多いです。
脱毛機に使用されている光の波長は脱毛機の種類によって異なりますが、光線過敏症の方でも大丈夫という機械もあります。
そのため、元々光線過敏症を発症してしまうという方でも脱毛ができないわけではありません。
関連記事:
光線過敏症でも脱毛はできますか?
アトピー性皮膚炎・光過敏症・蕁麻疹が出やすい・ニキビ肌等こんな症状があっても脱毛は可能?
大前提として、光線過敏症は紫外線によって引き起こる
ここまで、薬の服用による光線過敏症の危険性についてお話ししてきましたが、薬を服用している時に脱毛をした際に、必ずしも光線過敏症が発症してしまうというわけではありません。
通常、光線過敏症や光接触性皮膚炎などの過敏症を起こす原因となるのは、紫外線のうちでも特にUVA(波長315~400nmのもの)です。
紫外線の光を含まない機器によって光脱毛をする場合には、光線過敏症のリスクはかなり低いです。
しかし、こうした判断は処置を受ける医療機関によって異なりますので、不明な場合は問い合わせて確認する必要があります。
紫外線に含まれる可視光線に反応して光線過敏症を発生する「ポルフィリン症」を患っている方は特に注意が必要です。
参考サイト:ひふのクリニック人形町「光線過敏症」
何日前なら薬を飲んでもいいの?
脱毛の前の服用はNGとされているけれど、常備薬がある場合はどうすればいいのでしょうか?
また、どれぐらい前までなら薬を服用しても良いのでしょうか?
常備薬がある場合
普段、生理痛や頭痛がひどいときに飲む薬や、アレルギーの薬など、毎日常用していなくても、安心のために常備している薬がある方もいるかもしれません。
「いつも飲んでいて問題ないから大丈夫」と施術の前に自己判断で飲んでしまうと、思わぬトラブルに発展してしまう可能性があります。
また、ピルや抗生物質、抗不安薬などは毎日常用することで効果が発揮される薬です。
脱毛の予定があるからと言って、自己判断で1日だけ服薬をやめてしまうと、薬の効き目自体がなくなる、弱くなるリスクもあります。
症状が悪化する可能性はもちろん、最悪の場合、命に関わる事態にならないとも言い切れません。
自己判断で常用薬の服用をやめることはせず、処方通りに服薬することが大切です。その上で施術が受けられるかどうかは、医師とサロンに相談するようにしてください。
サロンスタッフは、薬の名前だけでは判断できないこともあるので、処方薬ならばあらかじめ担当医への確認があるとスムーズです。
ご不安な場合には、予め無料カウンセリングでご相談させていただいたり、パッチテストをすることも可能ですので、お気軽にお申し付けください。
脱毛サロンによって、薬を服用して良い期間は変わる
服薬してもいいタイミングは、サロンによって定める日数や時間が違います。
施術前6時間はNGというところもあれば、24~48時間はダメとしているサロンも。
サロンによってばらつきが大きいので、絶対に大丈夫な期間というのをお伝えすることは難しいです。
UNO>>>ichikaraの場合は、内服薬の場合ですと、「当日の脱毛前の服薬はNG」とさせていただいております。
そして、脱毛後に服薬していただくことは基本的にはOKとしています。
「毎朝飲むこと」など服用時間の指定があるなどの場合や、薬の種類によっては飲んでいても問題ない場合もあります。
そちらも含めて、無料カウンセリングの際やご来店時ご相談ください。
脱毛前に飲んでいても大丈夫な薬はあるの?
多くの場合で「ピル」は服用していても、施術可能とされています。
当店でも、ピルを服用しているが、脱毛に通っているという方も多くいらっしゃいます。
ピルを飲むことでホルモンバランスが変わり肌荒れしやすくなるケースもあるのですが、反対に肌の調子が整って肌荒れしにくくなる方もいるからです。
ただしピルの種類や体調、体質によって、脱毛できるかできないかは変わってきますので、かかりつけ医とサロン両方に確認することをおすすめします。
また、ピルを飲み始めて最初の3ヶ月ほどは生理が安定しないことが多いです。
生理の際には脱毛を避けてほしいという脱毛サロンは多いので、予約がうまく取りづらい場合があります。
当店の場合も、生理の際にはホルモンバランスがいつもと異なり、肌トラブルを引き起こしてしまう可能性や脱毛効果が落ちてしまう可能性があるので、VIOの施術の有無に関わらず、基本的には施術を控えていただくようにしています。
しかし、比較的ご予約の変更をしやすいようにしておりますので、お気軽にご相談いただければと思います。
4.脱毛前の外用薬・湿布薬には要注意!
肌の調子が悪いときなどに使う塗り薬や、湿布のような貼り薬など、内服用ではない外用薬を何気なく使っている方も脱毛のときには要注意です。
湿布薬を貼っていた後、外用薬薬を塗った状態で施術すると肌トラブルを起こす危険性があります。
毎日飲んでいる・使用しているわけではないけれど、常備している薬がある場合にもサロンスタッフへ申告しておくと安心です。
身近に使用している湿布薬の使用に要注意!
薬剤性光線過敏症を引き起こす薬剤で、報告数も多く、かつ一般的に使用される頻度も高い薬剤が一つあります。
それが「ケトプロフェン」という、湿布などによく使用される消炎鎮痛剤です。
ケトプロフェンは「モーラステープ」や「ケトプロフェンテープ」という名前で、打撲や捻挫の時などに処方されます。
また、市販薬でも「ケトプロフェンパップ」として販売されており、ドラッグストアなどでも入手可能な、とても身近な薬剤です。
湿布薬は、剥がしてからも4週間ほどは貼っていた部位に成分が残っています。
そのため、その部位に紫外線が当たってしまうことで、光線過敏症の症状を引き起こす可能性があります。
また、使用している薬の種類や、光脱毛の手技や使用する脱毛機器によって対応が大きく異なる場合があります。
処置を受ける際にはその医療機関で必ず、使用している薬を医師に伝え、その指示に従うようにしてください。
当店では、湿布薬を使用していた箇所を避けての施術をさせていただいております。
そのため、お客様には事前に申告いただくようご協力をお願いしております。
紫外線に反応する恐れのある外用剤
※紫外線による光線過敏症を発症する恐れのある外用剤
・ケトプロフェン ▶︎『モーラステープ』、『セクターローション』など
・フルルビプロフェン▶︎『アドフィードパップ』、『ゼポラステープ』など
・インドメタシン ▶︎『インサイドパップ』、『インテバン軟膏』など
・フェルビナク ▶︎『スミルスチック』、『ナパルゲンローション』など
こうした鎮痛成分は、市販の痛み止めにも多く含まれているため注意が必要です。
日焼け止めやボディクリームなどにも要注意!
日焼け止めクリームは光を吸収する性質があり、そのままレーザーや光を照射すると火傷を起こす可能性があります。
また、ボディクリームや香水など、オイル等が含まれるものを施術前に使用することを避けてください。
もしも塗ってしまっている場合は、 必ず、しっかり拭き取ってから施術を受けるようにしてください。
関連記事:脱毛効果をブロックする?メイク&日焼け止めが肌に及ぼす影響とは
5.脱毛前に常備薬や市販の薬は飲んでも大丈夫?
脱毛するときにはどの種類の薬の服用がNGなのでしょうか。
基本的にはどの薬も服用はNG
光脱毛のライト自体は、人体に悪影響を与えるものではありませんが、服薬中は別です。
体調はもちろん、薬の種類や量によって、普段は何ともない方でも、光に過敏に反応してしまう場合があり、それが思わぬトラブルにつながることも有り得ます。
薬には副作用の出やすいものや、ホルモンバランスを変化させてしまうものなどがあり、日常生活を送る上では問題がなくても、光が当たることで副作用が出る場合もあります。
そのため、脱毛前の服薬をNGとしているサロンが多いのです。
具体的にNGとされている薬の種類は?
薬の中でも、光線過敏症の副作用がある薬はNGとなっており、その種類は多岐に渡ります。
・解熱鎮痛剤(いわゆる風邪薬)
・抗生物質
・糖尿病治療薬
・抗アレルギー薬
・ホルモン剤
・抗不安薬
・経口抗真菌薬
・ステロイド外用薬
など普段から服用する機会の多いものなど様々ですが、これでもまだ一部にすぎません。
このようにほとんどの方が一度は服薬したことがあるような薬も含まれていますので、注意が必要です。
病院から処方されている薬がある場合には、医師、サロンスタッフに必ず相談するようにしましょう。
参考サイト:
MSDマニュアル
東名古屋病院
一宮市立市民病院
市販薬を自己判断で施術前に飲むことはやめましょう
風邪薬など市販薬を自己判断で施術前に飲むことはやめてください。
そのまま、サロンへの報告などもなく施術を受けてしまうと、思わぬトラブルの原因となる場合があります。
ピルに関しては、ホルモンの分泌を調整する薬であるため、飲んでもOKとしているサロンが多いですが、ホルモンバランスが変わるということで、トラブルがないと言い切れるわけではありません。
ホルモンバランスが変わることで肌が敏感になり、普段は起きないトラブルが起こる可能性も十分にあります。
そのため、この場合も医師やサロンのスタッフに相談することをお勧めします。
漢方薬に関しても同様で、薬であることには変わりませんので、一度相談していただきたいと思います。
服薬のタイミングに関しては、サロンによってまちまちですが、当店では、施術当日の施術前に関して、服薬を避けて頂いております。
しかし、服薬の有無に関わらず、服薬をしなければいけないほど体調不良である場合や、鎮痛剤を飲まなければいけないほどのケガなどをされている場合は、そもそも身体が辛いでしょうから、施術日を変更させて頂いております。
今回のまとめ
今回は、脱毛前の薬の服薬についてお話ししてきました。安全に施術を受けるためにも、服薬のルールを守っていただければと思います。お薬を服用している方や光線過敏症の方の脱毛のご相談も承っておりますので、無料カウンセリングにてご相談いただければと思います。
無料カウンセリングのご予約について
下記のLINEよりご予約可能です。
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中村真綾