脱毛サロンに行くと「ほくろのある部位は光を照射できません」と言われることがあります。せっかく勇気を出して脱毛をしよう!と思ったのに、気になるところにほくろがあるから脱毛できないと言われるとショックですよね…また、ほくろにまつわる話は多く「抜けるとガンになる」「縁起がいい」など聞いたことがあるかと思います。そのような話を聞くと脱毛していいのか?ムダ毛処理をしてもいいのか?不安になりますよね。今回はほくろと脱毛についてご紹介していきます。
【目次】
1. ほくろについて知ろう!
2. ほくろに太い毛が生える理由
3. ほくろを刺激すると癌になるって聞いたんだけど…
4. ほくろの毛は脱毛ができないって本当?!
5. ほくろに生えている毛は無くなる?
6.今回のまとめ
ほくろについて知ろう!
毛穴は全身にまんべんなくあり、ほくろができているところにも毛穴は存在します。なので、ほくろに毛が生えることは自然なことです。
ほくろは、皮膚の表面に見られる色素の濃い斑点や小さな突起のことを指します。ほくろは、主にメラノサイトと呼ばれる細胞の集まりによって形成されます。以下にほくろの仕組みについて詳しく説明します。
1.メラノサイトの働き
メラニン色素が原因のほくろは、メラノサイトと呼ばれる色素細胞が集まって形成されます。メラノサイトは皮膚の中に存在し、メラニンと呼ばれる色素を合成・分泌します。メラニン色素が過剰に産生されることにより、ほくろが形成される特徴があります。
2.母斑細胞
母斑細胞が原因のほくろは、母斑細胞と呼ばれる特殊な細胞によって形成されます。これらの細胞は、胎児の発育過程で皮膚の下に存在する細胞であり、メラノサイトから派生しています。母斑細胞は、異常な増殖を起こすことがあり、その結果、ほくろや色素性の皮膚病変が形成される場合があります。
3.遺伝的要因
ほくろの形成には遺伝的要因も関与しています。一部のほくろは、家族内で特定の遺伝子の変異によって引き継がれることがあります。遺伝的な要素は、ほくろがどの部位に現れるかや、ほくろの形状・大きさにも影響を与える可能性があります。
4.太陽光やホルモンの影響
紫外線やホルモンの影響も、ほくろの形成に関与する要因です。太陽光による紫外線曝露は、メラノサイトの活動を刺激し、メラニンの産生を増加させる可能性があります。また、妊娠やホルモンの変動も、一部のほくろの形成を促すことがあります。
ほくろは一般的には良性であり、通常は健康上のリスクはありません。
生まれつきのものや子供の時に生じるもの、大人になってからできるものがあり、茶色や黒の小さなシミや隆起として体のあちこちにできます。ほくろができたばかりの時は少し大きくなりますが、やがて成長は止まり、多くは直径6ミリ以下です。ほとんどがメラニン色素が増える良性的なものなので安心してください。稀に大人になってからほくろが変化する場合や、7ミリを超える大きさの時は悪性の可能性があるもで皮膚科を受診することをおすすめします。
ほくろに太い毛が生える理由
ほくろは、多くの人々が身体の一部に持つ特徴です。しかし、中にはほくろに太い毛が生えるという人もいます。では、なぜほくろに太い毛が生えるのでしょうか?
1.毛包の遺伝的特性
ほくろに太い毛が生える理由の一つは、毛包の遺伝的特性です。毛包は毛を生やすための器官であり、毛の太さや濃さは遺伝によって決まります。もし、ほくろの周囲の毛包が太い毛を生成する特性を持っている場合、ほくろにも太い毛が生えやすくなるのです。
2.ホルモンの影響
ホルモンは私たちの身体に多くの影響を与えます。特に、男性ホルモンであるテストステロンは毛の成長を促進する働きがあります。ほくろに太い毛が生える場合、テストステロンの分泌が多い可能性があります。これにより、ほくろ周辺の毛包が刺激され、太い毛が生えることがあるのです。
3.炎症や刺激
ほくろは皮膚の一部であり、炎症や刺激によっても影響を受けることがあります。例えば、ほくろ周辺が摩擦や刺激を受けることで、毛包が刺激されることがあります。この刺激によって、毛包が太い毛を生成するような反応を示す場合、ほくろに太い毛が生えることがあります。
ほくろにできた毛は色素が多く含まれているといわれ、この影響からほくろの毛は濃くなりやすく、長く伸びやすいと考えられるのです。
中には、ほくろの毛を伸ばしたままにしている人がいるようで、理由を聞くと「縁起がいいから」と答えたそうです。ほくろの毛が縁起がいいとされている理由は、仏像に関係しています。仏像の真ん中には白毫(びゃくごう)と呼ばれる渦巻き状の突起のようなものがあります。白毫とほくろの毛は同じものと考えられるようになったことから、ほくろの毛は縁起がいいといわれるようになりました。
ほくろを刺激すると癌になるって聞いたんだけど…
一般的に、ほくろを刺激することによって直接的に癌になる可能性は低いとされています。ほくろ自体は良性の皮膚病変であり、通常は癌化することはありません。しかし、ほくろを刺激したり傷つけたりすることは、その周囲の皮膚や組織に損傷を与える可能性があります。
ほくろを刺激すると、炎症や感染症のリスクが高まることがあります。また、ほくろを無理に引っ張ったり剃ったりすると、皮膚の傷や出血を引き起こす可能性もあります。このような刺激や損傷が繰り返されると、皮膚の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
重要な点として、一部のほくろは悪性黒色腫(メラノーマ)という形態の皮膚癌に進行するリスクを持つことがあります。メラノーマはほくろから発生することもありますが、ほくろ自体が癌であるわけではありません。したがって、ほくろに変化や成長、色の変化、不規則な形状、かゆみ、出血などが見られる場合は、皮膚科の専門医に相談し、適切な評価と診断を受けることが重要です。
総括すると、ほくろを刺激することが直接的に癌につながるわけではありませんが、ほくろに異常が見られる場合は専門医の診断を受けるべきです。また、ほくろや皮膚の健康を守るために、刺激や傷つける行為は避けるべきです。
ほくろの毛は脱毛ができないって本当?!
脱毛クリニックや脱毛サロンで、ほくろがある部位に関しては脱毛ができないと言われるところもあります。ほくろがある場所で、脱毛ができない理由を解説していきます。
メラニン色素
なぜほくろのある部位が脱毛ができないのか?
それは、医療レーザー脱毛や従来の光脱毛(IPL脱毛、SSC脱毛、SHR脱毛など)の仕組みと関係しています。医療レーザー脱毛や従来の光脱毛は、黒いメラニン色素をターゲットに光を照射し、毛母細胞を破壊して毛を生やさなくする方法です。光は毛のメラニン色素だけでなく肌のメラニン色素にも反応をしてしまうので、メラニン色素からできているほくろにも強く反応し、火傷を負うリスクが生じます。
火傷をしてしまう他にも、一時的に赤くなったり濃くなったりすることもあります。しばらくすれば元に戻ることがほとんどですが、危険が伴うためほくろのある部分は施術ができないところがほとんどです。
火傷などのリスクはほくろの大きさや濃さによっても異なり、小さな色素の薄いほくろは火傷リスクが低いため、ほくろに白い保護シールを貼り、ほくろ以外を照射できるように工夫しているサロンがほとんどです。ほくろの数が、多い人は白い保護シールを貼る時間、剥がす時間も施術に含まれてしまうので、脱毛の時間が長くなってしまうのはデメリットの1つです。
ほくろに生えている毛は無くなる?
黒に反応することがないならば、ホクロ自体に生えている毛もできるのか疑問になりますよね。これに関しては、店舗側の安全性のためにお断りさせていただいております。どういうことなのかは、コンプライアンスの問題ですので、ご質問いただければご来店いただいた時にご説明させていただきます。UNO>>>ichikaraでは、このホームページのサイトを作成するときもコンプライアンスを徹底すべく、薬機法や特定商取引法などの専門家や、それに特化した弁護士に依頼して表現方法などに誤りがないか確認していただいております。私たちも、及ばずながら、そういう勉強会も行っています。かといってお客様は「できません」だけでは意味がわからないと思います。そういったこともお伝えしたいのですが、うまく説明できず申し訳ございません。
今回のまとめ
ほくろがある部分は脱毛できないとしているサロンやクリニックは実際にあります。脱毛機の仕組み上、危険とされているので脱毛ができません。脱毛をしたいところにほくろがある、ほくろから毛が生えている毛を脱毛したいと考えている方は、UNO>>>ichikaraの無料カウンセリングでご相談ください。
福井脱毛エステティックサロン UNO>>>ichikara
高島沙耶