この時期は乾燥して肌がカサカサしやすい時期ですよね。イチカラに脱毛で通われているお客様の中にも、肌が乾燥して白く粉ふき状態になっている方が少なくありません。しかし、この乾燥は脱毛をする上でとても厄介なのです！乾燥することで、脱毛効果を感じにくくなってしまうこともありますし、脱毛後に肌トラブルが起きやすくなってしまうこともあります。今回は乾燥肌になる理由や、適切なケアの仕方などをご紹介し、脱毛と乾燥の関係性をより深く知っていただけると思います。
【目次】
1. 乾燥肌になる原因とは？
2. 光脱毛で肌が乾燥しやすくなるのはなぜ？
3. 脱毛後の正しい保湿ケアをご紹介
4.今回のまとめ
乾燥肌になる原因とは？
乾燥肌とは、肌の水分が不足して、乾燥している状態のことをいいます。乾燥肌の症状は、肌のカサつき、ごわつき、粉が吹くなどです。症状が進むとちょっとした刺激でピリピリした感覚や痒み、ひび割れが起きることもあります。そもそも私たちの身体は、全身の約60%
が水で構成されています。そのうちの約15〜20％は肌に蓄えられているといわれています。しかしさまざまな原因によって肌の調子が崩れると、肌表面から水分が抜け出して乾燥が進んでしまいます。特に今の冬の時期が一年で最も乾燥する時期といわれています。温度が低下し、室内のエアコンの使用などにより、肌が乾燥した空気にさらされる機会が多くなります。また、冬は空気の温度と、皮膚の表面の温度との圧力差がどんどん大きくなり、皮膚から水分が抜けやすくなるため乾燥しやすくなります。それでも、肌が一定のみずみずしさを保っていられるのは、内部に肌を閉じ込め、蒸発しないための仕組みが身体に備わっているからです。この仕組みを「バリア機能」と呼びます。乾燥肌の場合、このバリア機能が低下し、肌の内部に水分を閉じ込めておくことが難しくなります。バリア機能が低下する原因は、乾燥の他にも紫外線によるダメージや、間違ったスキンケアや入浴、加齢による皮脂分泌の減少、偏った食生活や睡眠不足による生活習慣の乱れも原因となります。
光脱毛で肌が乾燥しやすくなるのはなぜ？
光脱毛で施術をするとどんな機械でも、肌が乾燥してしまうのは本当です。それは何故なのか？まずは光脱毛の仕組みから知っていきましょう。従来の光脱毛はIPL脱毛やSHR脱毛などの種類がたくさんあります。これらの脱毛の仕組みは、毛の黒いメラニン色素に反応する光を照射し、熱によって毛乳頭と呼ばれる毛に栄養を与える組織を破壊していきます。破壊することによってムダ毛が生えてこなくなるという仕組みです。脱毛後に肌が乾燥しやすくなる理由は、その時に発生した熱によって水分が奪われて肌が乾燥するからです。毛乳頭を破壊するために強い光を照射するので、肌が乾燥するだけでなく、火傷するリスクも伴ってしまいます。火傷しないように光の出力を弱めると、脱毛効果が弱まってしまうので、我慢して強い光を当てる方が多いようです。しかし、イチカラのNPL脱毛は黒いメラニン色素がターゲットではありません。バルジ領域という、毛根よりも少し表皮に近い組織がターゲットになります。先ほど、毛乳頭は毛に栄養を与える組織と説明させていただきましたが、毛乳頭だけで毛が生えることはありません。毛を生やすように命令を出している部位のことを、バルジ領域といい、バルジ領域があって初めて毛が生成されるのです。NPL脱毛は、バルジ領域がターゲットで従来の毛根がターゲットの脱毛器よりも、表皮に近い分、弱い光でも脱毛効果が出せる方法です。なので、従来は、火傷リスクがある光を照射していましたが、NPL脱毛は火傷リスクなしで安全に脱毛をすることが可能です。しかし、光の熱を与えていることに変わりはないので、脱毛後は肌が乾燥しやすくなってしまいます。肌が乾燥していると、上記で説明したように、肌のバリア機能が低下するので、少しの刺激で赤みや痒みなどが起こってしまいます。脱毛後は入念に肌の保湿をすることで、乾燥による肌トラブルのリスクを軽減することができるのです。また、肌が乾燥した状態が続いて皮膚が硬くなると、毛が抜けにくくなり、脱毛効果が落ちることもあります。例えば、水分のない硬い土から草を抜くのと、水分がたっぷりな潤った土から草を抜くのとではどちらが簡単に抜けるでしょうか？水分がある方がスルッと抜けますよね！ムダ毛の同じで、水分の少ない乾燥した肌よりも、水分が多い潤った肌の方がムダ毛が抜けやすくなります。イチカラに通っているお客様の中でも、乾燥肌でなかなかムダ毛がなくならなかったお客様がいたのですが、「毎日しっかり保湿をしてください！」とお伝えして、ちゃんと毎日保湿を欠かさなかったら、次の脱毛日には、一気にムダ毛が減っていました！私たちも改めて“保湿“は重要なのだと実感したこともあります。
脱毛後の正しい保湿ケアをご紹介
ここからは自宅での正しい保湿ケアをご紹介していきます。皆さんは体の保湿をするときは何を使用していますか？イチカラのカウンセリング時にも必ず聞いているのですが、ほとんどの方が『ボディクリーム』を使用しているか、体の保湿はしていないという答えが多いです。保湿をしていないというのは、脱毛をするにあたってはもってのほかですが、ボディクリームだけの保湿はあまりおすすめできません。何故なら、ボディクリームの成分のほとんどは油分になります。油分は、肌に水分を与えるのではなく、肌にある水分を蒸発しないために蓋をする役割になります。なので、脱毛後の乾燥している肌にボディクリームだけを塗っても意味がありません。必ず保湿をするときは、水分の多い『化粧水』『ローション』『美容液』を使用するようにしてください。クリームや乳液、ボディクリームなどの油分の多いものは、化粧水などを使ってから使用するようにしましょう。脱毛後は施術した部位に関しては全て保湿をお願いします。例えば、全身とVIOの施術をした場合は、全身とVIOも全て保湿してください。ボディの保湿に関しては顔の保湿をするように手で入れ込んでいきましょう。背中などはなかなか手が届かないと思うので、スプレータイプを使うなど工夫してみてください。VIOは皮膚が薄く敏感な部位のため、専用のものを使うか、低刺激タイプのものを使うようにしましょう。顔の保湿の場合は、いつも使用している化粧水などをいつもの2倍、3倍ほど保湿をするようにしましょう。乾燥の他にも、バリア機能が低下する原因には、偏った食生活や睡眠不足もあります。生活習慣の見直しをし、健康的な肌を育むためにも、たんぱく質、ビタミン、ミネラル類など、肌が必要とする栄養素をしっかり摂取することが大切です。また、十分な睡眠をとって肌のターンオーバーを促進することも大切です。特に夜22時〜2時までの間は、ターンオーバーが最も盛んになるゴールデンタイムです。このタイミングを意識しながら、早めに就寝する習慣をつけましょう。
今回のまとめ
脱毛をする上で、肌が乾燥をしていると脱毛効果が落ちてしまったり、バリア機能の低下によるさまざまな肌トラブルが起きてしまう恐れがあるので、しっかり保湿をすることが大切になります。適切なスキンケアの他にも、健康な良い状態の肌を保つためにも、食事や睡眠などの生活習慣を整えることも大切です。脱毛で早くムダ毛を無くすためにも、潤った健康的な肌を目指しましょう。
福井脱毛エステティックサロン UNO>>>ichikara
高島沙耶
