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COLUMN
お知らせ・コラム

2022.03.06
脱毛:医療脱毛について

レーザー脱毛で毛乳頭を破壊すればいいというのは、従来の考え方

永久脱毛(減毛)とは、脱毛施術後に身体の全身、もしくは各部位(顔・わき・うなじ・腕・脚・背中・VIOなど)が毛周期を超えたあと、本数が著明に減少し、それを維持できているのか?ということが基準となることを前回のコラムではお伝えいたしました。しかし毛はあくまで毛幹は表面を構成しているだけで、本質的に生まれ成長する箇所である毛根の構造やメカニズムを理解しなければ、脱毛の原理はつかむことができません。そのため脱毛の技術や手法がいくら進歩したところで、毛根のメカニズムを私たちが理解していなければ、適切な施術や習慣を自ら選択することはできないのです。今回のコラムでは、毛根の構造や役割・脱毛器(マシーン)による各毛器官の反応や効果をお伝えし、レーザー脱毛や光(IPL)脱毛が普及した理由や、また私たちが採用しているNPL方式の脱毛理論の中でのキーワード「バルジ領域」へのアプローチが医学の観点からも関心と注目を集める理由をお伝えいたします。

【目次】
1.永久脱毛のキーワード、毛包内に位置する「毛乳頭」と「バルジ領域」
2.永久脱毛が期待されている、毛乳頭・バルジ領域へのアプローチ
3.今回のまとめ

永久脱毛のキーワード、毛包内に位置する「毛乳頭」と「バルジ領域」

毛根部の毛は、結合組織性毛包で構成されており、近年の脱毛理論では、その深部である毛乳頭やバルジ領域へのアプローチが重要とされています。それではまず、結合組織性毛包の内部は、どのような組織や細胞で構成されているのでしょうか。まず、毛幹と毛根の接地面には毛孔があり、毛孔部は漏斗状(上が広く、下が細くすぼまっている形状)に開いています。そしてその下部には、結合組織性毛包の一部がやや隆起して「毛隆起」を形成しており、そこには立毛筋の基部が結合する場所に表皮の幹細胞が存在します(この箇所はバルジ領域と呼ばれています)。バルジ領域の上部には「脂腺」があり、脂腺は脂肪酸やコレステロールなどを含む脂肪様の皮脂を分泌し、毛や皮膚(肌)に潤いを与えて、乾燥を防ぐ役割があります。毛根は成長期になると、その最下部を球状に膨らませ毛球となります。そして毛球の中には、毛乳頭が存在します。それらを包む結合組織性毛包は、二重の構造をしており、内側は上皮性、外側は結合組織性成分で構成されます。そして上皮性成分は内毛根鞘(うちもうこんしょう)と外毛根鞘に分かれており、組織性成分が結合しているので、「結合組織性毛包」と呼ばれています。

永久脱毛が期待されている、毛乳頭・バルジ領域へのアプローチ

永久脱毛が証明されていたり、期待されている脱毛技術において、その論点にあたる部分は、毛乳頭やバルジ領域へのアプローチです。毛乳頭の位置や構成をさらに具体的にお伝えすると、「毛球」と呼ばれる毛包基部の膨らんだ部分の中心に位置しています。そして上から毛包が半球状に覆う形で毛乳頭を囲んでおり、この毛乳頭を囲む一列の細胞となる物質が、「毛母細胞」なのです。毛母細胞からは毛や内毛根鞘細胞が産出され、これらはともに上方に向けてぐんぐんと発育していきます。また毛母には、毛にメラニンを供給するメラノサイトが存在しています。一方でバルジ領域は、立毛筋の基部に存在するにも関わらず、なぜ脱毛技術上重要な論点になるかというと、バルジ領域では発毛に関する因子をつくる幹細胞が存在するからなのです。

今回のまとめ

コラムを読んでいただくと、なぜ当店が導入しているNPL方式の脱毛が「最短時間で最大効果」であるのかが、ご理解いただけると思います。安心安全に抜本的な脱毛を行う脱毛器(マシーン)は、毛包上部に位置するバルジ領域へのアプローチが必須なのです。